シロも、もちろん16歳 [ネコの日々]
「食べたいときに好きなもの食べて、眠りたいときに眠りたいところで寝る、とにかくやりたいことは我慢しないことよ」
健康の秘訣は?と尋ねられたら、シロはこう答えると思う。
ゴンと同じ日に生まれたシロは、もちろん同い年の、まもなく17歳の16歳だが、前にも書いたが、生まれてこの方病気も怪我もしたことがない。
快食、快便、快眠、すべてシロちゃんのためにあるような言葉だ。
避妊手術の前までのシロは、人間の食べ物にまで興味を持っていて、台所を離れるときはシロに取られそうなものはすべて隠すようにしていた~今のクロがそうだ~のだが、手術の後はまるでネコが変わり、人間の食べ物はもちろん薬を混ぜて食べさせようとしたウェットフードまで、包帯を巻かれて気分がわるかったのか、すっかり悪者にしてしまい、ウェットをみせると「そんなもの、まともなネコの食べる物ではありませんっ!」と顔をそむけて拒絶するようになった。
現在、ゴンのために買っている腎臓食のドライも、年齢から言うとそろそろ食べたほうが良いのだろうが見向きもせず、ひたすら同じオーラルケアのドライのみを食べている。
シロは甘えん坊でちょっと我が強い。
それが許されると当人も感じていそうな、水色の目をしている。
「おひさまはだ~い好き!」
私の膝の上にゴンが気持ちよく寝ていると、「いいな、あたしもゴンちゃんと一緒に寝ようっと」と、遠慮会釈なくどっかとゴンの顔にお尻を乗っけてくる。
もはや子猫ではない、というより特大のネコ2匹(2匹で米袋+α)が膝の上でねるのは無理というもので、結果、ずるずる~と少しずつ少しずつはみ出たゴンは、寝ぼけ顔でとぼとぼと他の寝床を探すことになる。
この2匹は同じ日に生まれてこの方ずっと恋人のように仲がいいし、相変わらず動きもシンクロする姿には思わず笑ってしまうが、どこでどう決まったのか、ゴン=兄、シロ=妹という立場もずっと変わらない。
ゴンは相変わらず面倒見のいいお兄ちゃんで、シロのわがまま(大体は場所取り)にも、しぶしぶ譲ってやることが多い。
2匹のこの立場は、クロに対しても同じで、ゴンはクロがちょっかい出してピューっと逃げても、「しようがないなあ」とあわせて追いかけっこしてやったり、あまり度が過ぎると、「もうやめて~」と悲鳴を上げるが、シロはまったく容赦しない。
ある時、クロのお尻の穴が2つになった。
よく見ると1つは膿んでいる。
「アレルギーか?」と病院に連れて行ったが、「引っかき傷ですね」と先生。
未だ現場は押さえていないが、多分、クロがちょっかい出す→シロがそれに応じて追いかける→逃げるクロのおしりが引っかかれるという図式じゃないかと想像している。
それからも数回、この事件は起こっていて、飼い主としては、せめて傷が深くないように、せいぜい、シロの爪切りを定期的にやることくらいしかできてない。
幸い、クロはなんとも思ってなくて、むしろかまってくれるのが嬉しいようで今だにちょっかい出すし、シロは応じてとことん追っかけるし、ネコの怪我は治りやすいようで、しばらくするともとに戻っているので、初回以来、病院にはいっていない。
ただ一度だけ、このいつまでもお若いシロの顎の下に、黒いほくろ状のものを見つけたときは、「もう年だし癌の1つもできてもおかしくないかも・・」と、元気にみえてもやっぱりこういう時が来たかと半ば覚悟して病院に連れて行った。
が、先生が「かさぶたかな?」とこすると、黒いほくろはあっけなく落ちてしまった。
爪切りのときに腕を持って抱っこすると、腕まで肉付きがいいのには太り過ぎか?とも思うのだけど、でも、シロは身軽で活発。
冷蔵庫の上も、飛び乗るのは朝飯前、ただ、寝ている飼い主の上に配慮なく飛び乗ると、その重さでうっとくることになる。
多分、体脂肪率は低いんじゃないかな。
「ゴンちゃんやクロちゃんはたるんでるわ、私みたいにもっと鍛えないと」といってるかも。
しかし、色が薄いだけに、寒がりは我が家で一番。
今年は、ファンヒーターの前においている座布団では十分でないらしく、こんなふうにぴったりくっつくようになって、飼い主の失笑をかっている。
「誰がなんと言おうと、寒いものは寒いんだもん」
健康の秘訣は?と尋ねられたら、シロはこう答えると思う。
ゴンと同じ日に生まれたシロは、もちろん同い年の、まもなく17歳の16歳だが、前にも書いたが、生まれてこの方病気も怪我もしたことがない。
快食、快便、快眠、すべてシロちゃんのためにあるような言葉だ。
避妊手術の前までのシロは、人間の食べ物にまで興味を持っていて、台所を離れるときはシロに取られそうなものはすべて隠すようにしていた~今のクロがそうだ~のだが、手術の後はまるでネコが変わり、人間の食べ物はもちろん薬を混ぜて食べさせようとしたウェットフードまで、包帯を巻かれて気分がわるかったのか、すっかり悪者にしてしまい、ウェットをみせると「そんなもの、まともなネコの食べる物ではありませんっ!」と顔をそむけて拒絶するようになった。
現在、ゴンのために買っている腎臓食のドライも、年齢から言うとそろそろ食べたほうが良いのだろうが見向きもせず、ひたすら同じオーラルケアのドライのみを食べている。
シロは甘えん坊でちょっと我が強い。
それが許されると当人も感じていそうな、水色の目をしている。
「おひさまはだ~い好き!」
私の膝の上にゴンが気持ちよく寝ていると、「いいな、あたしもゴンちゃんと一緒に寝ようっと」と、遠慮会釈なくどっかとゴンの顔にお尻を乗っけてくる。
もはや子猫ではない、というより特大のネコ2匹(2匹で米袋+α)が膝の上でねるのは無理というもので、結果、ずるずる~と少しずつ少しずつはみ出たゴンは、寝ぼけ顔でとぼとぼと他の寝床を探すことになる。
この2匹は同じ日に生まれてこの方ずっと恋人のように仲がいいし、相変わらず動きもシンクロする姿には思わず笑ってしまうが、どこでどう決まったのか、ゴン=兄、シロ=妹という立場もずっと変わらない。
ゴンは相変わらず面倒見のいいお兄ちゃんで、シロのわがまま(大体は場所取り)にも、しぶしぶ譲ってやることが多い。
2匹のこの立場は、クロに対しても同じで、ゴンはクロがちょっかい出してピューっと逃げても、「しようがないなあ」とあわせて追いかけっこしてやったり、あまり度が過ぎると、「もうやめて~」と悲鳴を上げるが、シロはまったく容赦しない。
ある時、クロのお尻の穴が2つになった。
よく見ると1つは膿んでいる。
「アレルギーか?」と病院に連れて行ったが、「引っかき傷ですね」と先生。
未だ現場は押さえていないが、多分、クロがちょっかい出す→シロがそれに応じて追いかける→逃げるクロのおしりが引っかかれるという図式じゃないかと想像している。
それからも数回、この事件は起こっていて、飼い主としては、せめて傷が深くないように、せいぜい、シロの爪切りを定期的にやることくらいしかできてない。
幸い、クロはなんとも思ってなくて、むしろかまってくれるのが嬉しいようで今だにちょっかい出すし、シロは応じてとことん追っかけるし、ネコの怪我は治りやすいようで、しばらくするともとに戻っているので、初回以来、病院にはいっていない。
ただ一度だけ、このいつまでもお若いシロの顎の下に、黒いほくろ状のものを見つけたときは、「もう年だし癌の1つもできてもおかしくないかも・・」と、元気にみえてもやっぱりこういう時が来たかと半ば覚悟して病院に連れて行った。
が、先生が「かさぶたかな?」とこすると、黒いほくろはあっけなく落ちてしまった。
爪切りのときに腕を持って抱っこすると、腕まで肉付きがいいのには太り過ぎか?とも思うのだけど、でも、シロは身軽で活発。
冷蔵庫の上も、飛び乗るのは朝飯前、ただ、寝ている飼い主の上に配慮なく飛び乗ると、その重さでうっとくることになる。
多分、体脂肪率は低いんじゃないかな。
「ゴンちゃんやクロちゃんはたるんでるわ、私みたいにもっと鍛えないと」といってるかも。
しかし、色が薄いだけに、寒がりは我が家で一番。
今年は、ファンヒーターの前においている座布団では十分でないらしく、こんなふうにぴったりくっつくようになって、飼い主の失笑をかっている。
「誰がなんと言おうと、寒いものは寒いんだもん」