こらこら、君たち! [ネコの日々]
そう、そこの茶トラと、クロネコと、白の多い三毛のシャムっぽい猫、君たちのことだよ!
ちょっとここに座りなさい。
長い付き合いだった君たちに、言いたいことがある。
君たちは、どうしてこう次々とあの世へ行ってしまったんだ。
何を考えているんだ。
一昨年にゴンちゃん
去年はくーちゃん
今年にはいってシロちゃん。
ネコというものはいつも我が道を行くやつだとはわかっているけど、少しは飼い主の気持ちを考えてくれてもよかったとは思わないか?
一体どういった了見なんだ、え?
うちの一点豪華主義のソファは、君たちの爪とぎでボロボロだよ。
絨毯には、吐いたあとや食べこぼしたあとシミが転々と残ってるし、猫座布団もそれぞれが要るって言うから買ったのに、使いっぱなしじゃないか。
飼い主から取り上げたロッキングチェアには、あちこち毛を付けたままで。
おもちゃはどうする!?
キャットタワーは?
爪とぎは?
猫ご飯も猫砂も、それぞれ好みやら体調が違うからって、かったばっかりのがいろいろ数袋。
君たちもだんだん年取って具合の悪いところも出てきて、ネコ用の箱には、毛玉の薬やら腸活の薬やら、猫草の種やら、腎臓の薬やら、点滴の袋やら、腎臓のためのサプリやら。
みんなのこして、みんな逝っちまうなんて、まったく、何考えてんだか!
ゴン。
君は3匹の大黒柱的存在だったのに、引き継ぎもしないで、まっさきに、しかも挨拶もなしに突然逝くとは。
もすこし責任ってものを考えてくれても良かったんじゃない?
2匹の妹猫の世話は大変だったろう。
小さい頃からシロは君なしでは眠れなかったし、くーちゃんは君を頼りにうちにやってきた。
君は誰から頼まれたでもないのに、文句も言わずに2匹の面倒をよく見てくれた。
甘えたいときもあっただろうに、妹たちに譲るのが君だった。
でも、突然、飼い主の寝てる間に、倒れてしまってたんじゃやりきれないよ。
こら、くーちゃん!
知らなかったって?君は20年契約だったんだよ
あと5年も契約期間が残ってて、そのあとも飼い主は喜んで契約更新する予定だったのに。
交渉前に逝っちまうなんて、まったくの契約違反!
最後まで、小さくて、小さくて、我慢して、我慢して、頑張って、頑張ってた。
ゴンちゃんやシロ姉ちゃんにちょっかい出して楽しげに逃げていく姿は、今も目に浮かぶよ。
でも、野良として出会ったはじめの日から最後まで、飼い主は心の拠り所にしていたから、小さな体には重荷だっただろうか?
君はいつも、暖かでやさしくて、おひさまのようだったから。
もう少し、一緒にいたかった・・。
シロ!
君こそ、もっと一緒にいてくれるかと思ってたのに。
怪我も病気もしたことなくて、飼い主は、君はネコの寿命なんか超越して元気なんじゃないかと安心してた。
ゴンやくーちゃんが具合の悪いときでも、なんてことないような顔してたのに、急に腎臓悪くしてアッケラカランと逝ってしまうとは、何企ててた?
くーちゃんがあの世に行ったあと、だんだん痩せてきて、11月には一度、何も食べなくなったよね。
君はもともと社交的なネコ、動物病院に連れて行くのさえ申し訳なくなるようなくーちゃんとは違って、君なら病院も大丈夫だと思って連れてった。
輸液とラプロスをもらって帰った。
それからしばらくは、悪くなっても、最新の医療のお陰で、なんども乗り越えて頑張ってたね。
補液や投薬が始まって、食欲も戻り、ソファにまた飛び乗れるようになった姿に、さすがシロだ、悪くなった腎臓はもどらなくても、このままで頑張ってくれそうだと期待してた。
(いや実際、よくなるかも?とも思えてた)
年末に再び元気がなくなったときも、ラプロスを1錠にふやして補液を朝晩に戻したら、2023年も無事に明けてみせた。
でも、ネコとしては大きいほうだったけど、やはり小さな体で、頑張ってたんだね。
1月23日朝、掃除機の音を聞くといつものようにネコごたつから出てきて、大好きなブラッシングと付属ブラシの掃除機をかけてやると、そのまま寝たきり、再び何も食べなくなった。
今度は覚悟しないと行けないかもと感じた。
よる、その日一日飲まず食わずで~それでもふらふらしながらトイレには行くんだものね、君のプライドはたいしたものだ~寝たきりの君を飼い主2人で見守っている中、24日になって数時間後、とうとう、ゴンとくーちゃんのところへ逝ってしまった。
君はうるさくて、自己主張が他の誰より強くて、甘えん坊で、飼い主はなかなか君の思うようには応えられなかったと思う。
それが、ゴンが、くーちゃんがいなくなって一人になったとき、ある意味、やっと君の望みどおりにかまってやれるようになったのにね。
やっぱり、生まれてこのかたずっと一緒だったゴンちゃんが恋しかったかな?
やっぱり君もネコだったか・・。
いろんなもの残して逝ってしまった君たち。
今は、君たちが置いていったものばかりが目に入ってしまう。
君たちは、静かすぎる部屋の中に、あちこちネコ地雷を埋めてった。
寂しい地雷。恋しい地雷。戻っておいで地雷・・・。
ご飯を食べてたところ、猫砂をけ散らかしてたところ、遊んでたところ、寝てたところ、水を飲んでたところ、一緒に寝た布団、ネコごたつ、ネコ布団、絨毯、ロッキングチェア・・君たちがいた、あらゆるところに埋めてったね。
それを踏むたび、大きな穴が開いて、涙があふれる、思い出が吹き出す、胸が締め付けられる・・・。
もう誰も繕ってはくれない飼い主の心の中は、穴だらけのままじゃないか!
ちょっとここに座りなさい。
長い付き合いだった君たちに、言いたいことがある。
君たちは、どうしてこう次々とあの世へ行ってしまったんだ。
何を考えているんだ。
一昨年にゴンちゃん
去年はくーちゃん
今年にはいってシロちゃん。
ネコというものはいつも我が道を行くやつだとはわかっているけど、少しは飼い主の気持ちを考えてくれてもよかったとは思わないか?
一体どういった了見なんだ、え?
うちの一点豪華主義のソファは、君たちの爪とぎでボロボロだよ。
絨毯には、吐いたあとや食べこぼしたあとシミが転々と残ってるし、猫座布団もそれぞれが要るって言うから買ったのに、使いっぱなしじゃないか。
飼い主から取り上げたロッキングチェアには、あちこち毛を付けたままで。
おもちゃはどうする!?
キャットタワーは?
爪とぎは?
猫ご飯も猫砂も、それぞれ好みやら体調が違うからって、かったばっかりのがいろいろ数袋。
君たちもだんだん年取って具合の悪いところも出てきて、ネコ用の箱には、毛玉の薬やら腸活の薬やら、猫草の種やら、腎臓の薬やら、点滴の袋やら、腎臓のためのサプリやら。
みんなのこして、みんな逝っちまうなんて、まったく、何考えてんだか!
ゴン。
君は3匹の大黒柱的存在だったのに、引き継ぎもしないで、まっさきに、しかも挨拶もなしに突然逝くとは。
もすこし責任ってものを考えてくれても良かったんじゃない?
2匹の妹猫の世話は大変だったろう。
小さい頃からシロは君なしでは眠れなかったし、くーちゃんは君を頼りにうちにやってきた。
君は誰から頼まれたでもないのに、文句も言わずに2匹の面倒をよく見てくれた。
甘えたいときもあっただろうに、妹たちに譲るのが君だった。
でも、突然、飼い主の寝てる間に、倒れてしまってたんじゃやりきれないよ。
こら、くーちゃん!
知らなかったって?君は20年契約だったんだよ
あと5年も契約期間が残ってて、そのあとも飼い主は喜んで契約更新する予定だったのに。
交渉前に逝っちまうなんて、まったくの契約違反!
最後まで、小さくて、小さくて、我慢して、我慢して、頑張って、頑張ってた。
ゴンちゃんやシロ姉ちゃんにちょっかい出して楽しげに逃げていく姿は、今も目に浮かぶよ。
でも、野良として出会ったはじめの日から最後まで、飼い主は心の拠り所にしていたから、小さな体には重荷だっただろうか?
君はいつも、暖かでやさしくて、おひさまのようだったから。
もう少し、一緒にいたかった・・。
シロ!
君こそ、もっと一緒にいてくれるかと思ってたのに。
怪我も病気もしたことなくて、飼い主は、君はネコの寿命なんか超越して元気なんじゃないかと安心してた。
ゴンやくーちゃんが具合の悪いときでも、なんてことないような顔してたのに、急に腎臓悪くしてアッケラカランと逝ってしまうとは、何企ててた?
くーちゃんがあの世に行ったあと、だんだん痩せてきて、11月には一度、何も食べなくなったよね。
君はもともと社交的なネコ、動物病院に連れて行くのさえ申し訳なくなるようなくーちゃんとは違って、君なら病院も大丈夫だと思って連れてった。
輸液とラプロスをもらって帰った。
それからしばらくは、悪くなっても、最新の医療のお陰で、なんども乗り越えて頑張ってたね。
補液や投薬が始まって、食欲も戻り、ソファにまた飛び乗れるようになった姿に、さすがシロだ、悪くなった腎臓はもどらなくても、このままで頑張ってくれそうだと期待してた。
(いや実際、よくなるかも?とも思えてた)
年末に再び元気がなくなったときも、ラプロスを1錠にふやして補液を朝晩に戻したら、2023年も無事に明けてみせた。
でも、ネコとしては大きいほうだったけど、やはり小さな体で、頑張ってたんだね。
1月23日朝、掃除機の音を聞くといつものようにネコごたつから出てきて、大好きなブラッシングと付属ブラシの掃除機をかけてやると、そのまま寝たきり、再び何も食べなくなった。
今度は覚悟しないと行けないかもと感じた。
よる、その日一日飲まず食わずで~それでもふらふらしながらトイレには行くんだものね、君のプライドはたいしたものだ~寝たきりの君を飼い主2人で見守っている中、24日になって数時間後、とうとう、ゴンとくーちゃんのところへ逝ってしまった。
君はうるさくて、自己主張が他の誰より強くて、甘えん坊で、飼い主はなかなか君の思うようには応えられなかったと思う。
それが、ゴンが、くーちゃんがいなくなって一人になったとき、ある意味、やっと君の望みどおりにかまってやれるようになったのにね。
やっぱり、生まれてこのかたずっと一緒だったゴンちゃんが恋しかったかな?
やっぱり君もネコだったか・・。
いろんなもの残して逝ってしまった君たち。
今は、君たちが置いていったものばかりが目に入ってしまう。
君たちは、静かすぎる部屋の中に、あちこちネコ地雷を埋めてった。
寂しい地雷。恋しい地雷。戻っておいで地雷・・・。
ご飯を食べてたところ、猫砂をけ散らかしてたところ、遊んでたところ、寝てたところ、水を飲んでたところ、一緒に寝た布団、ネコごたつ、ネコ布団、絨毯、ロッキングチェア・・君たちがいた、あらゆるところに埋めてったね。
それを踏むたび、大きな穴が開いて、涙があふれる、思い出が吹き出す、胸が締め付けられる・・・。
もう誰も繕ってはくれない飼い主の心の中は、穴だらけのままじゃないか!
tabbycatさん、おげんきですか~?
いつも読んでくださって、nice!もありがとう~!
by neko (2023-09-23 17:42)