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シェルブールの雨傘 [ネコの日々]

くーちゃんがうちに来たばかりの頃、覚えたての「シェルブールの雨傘」の挿入歌を歌っていた。

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「わかってるよね、それが無理だってこと」
「かくまってあげる、守ってあげる、だからどこにも行かないで」
(戦場に旅立つ恋人が、主人公のカトリーヌ・ドヌーブに歌うシーン)

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当時その歌詞が、お魚から目が離せない、でも私は飼い猫、とそれを鳴きながら我慢しているくーちゃんの可愛らしさやいじらしさと重なっていた。

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先日、もう1年以上そのままにしているくーちゃんの部屋を掃除していて、やっぱりその歌をうたっていたんだけど、別の部分の意味に気づいた。

「君にはわかってるよね、それが無理だってこと。愛しい君、僕は行かないといけないんだ。君は僕が君のことばかりを思っているとわかるだろう。そして僕は、君がぼくをまっていてくれると知っている。」(カトリーヌ・ドヌーブの元を去って戦場に旅立つ恋人の歌)

くーちゃん、ずっとそばにいてほしかった。
まだもう少し、そばにいてくれると思っていた。
まだ14歳だったじゃない。

くーちゃんがあの世へ行ってからずっと、そう考えていた私に、今度はくーちゃんがくれたメッセージかもしれない。

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でも。
それでも、いってほしくなかった、まだ一緒にいたかった・・・
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neko

tabbycatさん、お久しぶりです!
いつも読んでくださってありがと~!
by neko (2024-03-16 18:22) 

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