猫と煙草(追加あり) [ネコと飼い主の健康]
時々チェックしている(でも最近さぼり気味・・・)アメリカのFDAの記事に、こんなのがありました。
「煙草はやめて、ペットに長生きで健康な生活を(Be Smoke-free and Help Your Pets Live Longer, Healthier Lives)」
最近は、”セカンドハンドスモーク”(日本語では、喫煙者のそばで煙を吸ってしまう間接煙)の健康被害から、さらに、皮膚や衣服、家具、カーペット、ペットの場合はその毛や羽のような、喫煙者のいる(あるいは、いた)環境に残っている煙の残骸を取り込んでしまう”サードハンドスモーク”の健康被害というのもあるんですね。
犬や鳥、魚の場合も、載ってますが、とりあえず、猫の部分を訳してみます。
(例によって拙訳ですが、お許しを!)
<猫に煙はどう影響するか?>
猫は、体を清潔に保つために、よく毛づくろいをする。が、毛づくろいは、喫煙者の家に住む猫にとっては有害になりうる。猫も犬と同様に、間接喫煙する。しかし、毛づくろいをするとき、毛に落ちてきた煙の微粒子も飲み込むことになる。29の研究で、喫煙者の家の猫は、進行性の口内癌である 口腔扁平上皮癌になる危険性が2~4倍になることを示している。
この癌は舌の付け根の下側に見つかることが多く、この場所は、被毛に残っていた煙の微粒子が毛づくろいによってたまりやすい場所だ。 口腔扁平上皮癌になった猫のうち、化学療法や手術、放射線治療を受けた場合を含めても、診断後1年間の生存率は10%以下だった。
1日ひと箱以上のタバコを吸う人間と住んでいる猫は、リンパ腫になる危険性が3倍になる。この癌は、人間の非ホジキンリンパ腫(ウィキによると、「ホジキンリンパ腫(ホジキン病)以外の全ての多様な悪性リンパ腫を含む一群」)と同様、体の免疫システムの癌である。リンパ腫になった猫の典型的な生存期間は、化学療法や手術を受けた場合を含めても、6か月である。
猫の場合、毛づくろいしますから、ちょっと深刻なかんじです。
ワンちゃんなんかも、猫の毛づくろいほどはなくても、やっぱりなめたりしますもんね。
以下追加・・同ページより、サードハンドスモーク以外のニコチン中毒について、もうちょっと追加しときます。
<ニコチン中毒とペット>
ニコチン中毒は、それを吸うだけでなく、食べた場合もまた、ペットにとって重大な問題となる。どうやってニコチンを食べるか?煙草や吸殻を食べたり、電子煙草のニコチン補充液を飲んだり、ニコチン補充容器をかんだり、電子煙草をかんだり(電子煙草については詳細を後述)と、様々な場合が考えられる。
ニコチンは少量であっても中毒を起こしえる。犬や猫の場合の致死量は、20~100mgと報告されている。犬や猫がどれくらいの煙草を食べると、20~100mgになるのだろうか?
普通の1本の煙草には、9~30mgのニコチンが含まれ、葉巻1本には、15~40mgのニコチンが含まれている。犬や猫が病気になるには、さほど多くの煙草や葉巻を食べる必要はなさそうだ。家に置いている灰皿の吸い殻や外に投げた吸い殻は、害がなさそうにみえるが、5~7mgのニコチンを含んでいて危険を及ぼす。
犬や猫だけでなく、室内を自由に飛ぶペットの鳥も、灰皿にある煙草の吸殻を食べる可能性がある。
ペットがニコチン中毒になった場合、次のような症状が現れる。
吐く
落ち着きがない
よだれを垂らす
疲労感
頻脈
震え
衰弱
けいれん
死
もし飼っているペットが1本以上の吸い殻や噛みたばこ、ニコチン補充カプセルや補充液(←日本語これであってるでしょうか?)を食べた場合、ことは急を要する!すぐに動物病院へ。
ニコチン中毒には解毒剤はない。獣医は、補助的な治療として、ニコチンが体外に排出されるまで点滴やけいれんを抑える薬を与え、生きていられるように手助けをする。
「煙草はやめて、ペットに長生きで健康な生活を(Be Smoke-free and Help Your Pets Live Longer, Healthier Lives)」
最近は、”セカンドハンドスモーク”(日本語では、喫煙者のそばで煙を吸ってしまう間接煙)の健康被害から、さらに、皮膚や衣服、家具、カーペット、ペットの場合はその毛や羽のような、喫煙者のいる(あるいは、いた)環境に残っている煙の残骸を取り込んでしまう”サードハンドスモーク”の健康被害というのもあるんですね。
犬や鳥、魚の場合も、載ってますが、とりあえず、猫の部分を訳してみます。
(例によって拙訳ですが、お許しを!)
<猫に煙はどう影響するか?>
猫は、体を清潔に保つために、よく毛づくろいをする。が、毛づくろいは、喫煙者の家に住む猫にとっては有害になりうる。猫も犬と同様に、間接喫煙する。しかし、毛づくろいをするとき、毛に落ちてきた煙の微粒子も飲み込むことになる。29の研究で、喫煙者の家の猫は、進行性の口内癌である 口腔扁平上皮癌になる危険性が2~4倍になることを示している。
この癌は舌の付け根の下側に見つかることが多く、この場所は、被毛に残っていた煙の微粒子が毛づくろいによってたまりやすい場所だ。 口腔扁平上皮癌になった猫のうち、化学療法や手術、放射線治療を受けた場合を含めても、診断後1年間の生存率は10%以下だった。
1日ひと箱以上のタバコを吸う人間と住んでいる猫は、リンパ腫になる危険性が3倍になる。この癌は、人間の非ホジキンリンパ腫(ウィキによると、「ホジキンリンパ腫(ホジキン病)以外の全ての多様な悪性リンパ腫を含む一群」)と同様、体の免疫システムの癌である。リンパ腫になった猫の典型的な生存期間は、化学療法や手術を受けた場合を含めても、6か月である。
猫の場合、毛づくろいしますから、ちょっと深刻なかんじです。
ワンちゃんなんかも、猫の毛づくろいほどはなくても、やっぱりなめたりしますもんね。
以下追加・・同ページより、サードハンドスモーク以外のニコチン中毒について、もうちょっと追加しときます。
<ニコチン中毒とペット>
ニコチン中毒は、それを吸うだけでなく、食べた場合もまた、ペットにとって重大な問題となる。どうやってニコチンを食べるか?煙草や吸殻を食べたり、電子煙草のニコチン補充液を飲んだり、ニコチン補充容器をかんだり、電子煙草をかんだり(電子煙草については詳細を後述)と、様々な場合が考えられる。
ニコチンは少量であっても中毒を起こしえる。犬や猫の場合の致死量は、20~100mgと報告されている。犬や猫がどれくらいの煙草を食べると、20~100mgになるのだろうか?
普通の1本の煙草には、9~30mgのニコチンが含まれ、葉巻1本には、15~40mgのニコチンが含まれている。犬や猫が病気になるには、さほど多くの煙草や葉巻を食べる必要はなさそうだ。家に置いている灰皿の吸い殻や外に投げた吸い殻は、害がなさそうにみえるが、5~7mgのニコチンを含んでいて危険を及ぼす。
犬や猫だけでなく、室内を自由に飛ぶペットの鳥も、灰皿にある煙草の吸殻を食べる可能性がある。
ペットがニコチン中毒になった場合、次のような症状が現れる。
吐く
落ち着きがない
よだれを垂らす
疲労感
頻脈
震え
衰弱
けいれん
死
もし飼っているペットが1本以上の吸い殻や噛みたばこ、ニコチン補充カプセルや補充液(←日本語これであってるでしょうか?)を食べた場合、ことは急を要する!すぐに動物病院へ。
ニコチン中毒には解毒剤はない。獣医は、補助的な治療として、ニコチンが体外に排出されるまで点滴やけいれんを抑える薬を与え、生きていられるように手助けをする。
きぃさん、nice!ありがと~!
きぃさんのお宅はワンちゃん飼ってらっしゃるんですね。
ワンちゃんの煙草害についてはこんなこと書いてありました。
●長い鼻(=鼻は粘液などで煙草の微粒子や花粉などを捕まえるフィルターの役目をする)の犬(グレーハウンド、ボルゾイ、ドーベルマンピンシャーなど)ほど、肺には煙草の微粒子は届かない代わりに、鼻の癌になりやすい。
●短いあるいは中くらいの鼻の長さの犬(パグ、ブルドッグ、ビーグル、ブリタニースパニエルなど)の場合はその逆で、肺に煙草の煙の微粒子が届きやすく肺がんになりやすい。
by neko (2016-09-25 18:02)
tabbycatさん、いつも読んでくださってありがと~!
by neko (2016-10-05 21:27)