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続・ゴンの歯槽膿漏 [ネコと飼い主の健康]

5月(もう、6月も終わりかけてるというのに!)、ゴンの口から、よだれがたら~ん。
既に経験済みなので、今回はすぐわかりました。

歯槽膿漏で、再び、ゴンは病院へ。
そして、また抜歯する羽目に。

前の晩から絶食、当日朝から断水で、病院に預け、夕方、手術を終え無事に戻ってきました。

よたって歩くゴンは否定するだろうけど、今回は、いいことが2つ。

麻酔をかけるためにチェックしたクレアチニン、前回すこおし高かったのが、正常値内に戻ってました~!
前回は興奮して高くなったのかも、と先生。
(たしかに、前の日、グラグラの歯を抜こうとされて、ぎゃあぎゃあ言ってたもんな)
あと、あれからは腎臓食に切り替えたのもよかったのかも。
どちらにしろ、腎臓食は続けよう。

ゴンはなにせ、うちの猫どもの総取締役。
いつまでも元気でいてくれないと困りますんで、まずはよかった、よかった。

そして、もう一つ、よかったこと。
この病院は、ゴンとシロとほかの兄弟たちが、箱に入れられて捨てられてたところ。
病院の先生の奥さんが、拾ってミルクを飲ませ、ゴン兄弟たちは里親が見つかるまで育てられました。
なので、いわば実家。

今回、奥さんが病院にいらっしゃたので、声をかけてみると、少し経って「あ~!あのときの!」と思い出されました。

十何年前、600グラムばかり、今はその十倍(は、とうに越えてる!)になったゴンと、懐かしのご対面。
それどころでないゴンとは対象的に、うるうるの奥さん。
ゴンは、入院中ずっと、奥さんはじめ、病院の皆々さんに怒りちらしたそう。(すみません!)

夕方ゴンを引き取るときに、ゴンがシロとぴったりくっついて寝ている写真をお見せすると、またまたうるうる・‥。
かわいがってもらってたんだなあ。
いいところに拾われて、感謝せんとよ、あんたたち!

お土産にキャットフードの小袋をたっくさ~ん頂いてしまい、恐縮しながらも、ほんとに、実家から帰ってきたときみたいでした。

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猫と煙草(追加あり) [ネコと飼い主の健康]

時々チェックしている(でも最近さぼり気味・・・)アメリカのFDAの記事に、こんなのがありました。
「煙草はやめて、ペットに長生きで健康な生活を(Be Smoke-free and Help Your Pets Live Longer, Healthier Lives)」

最近は、”セカンドハンドスモーク”(日本語では、喫煙者のそばで煙を吸ってしまう間接煙)の健康被害から、さらに、皮膚や衣服、家具、カーペット、ペットの場合はその毛や羽のような、喫煙者のいる(あるいは、いた)環境に残っている煙の残骸を取り込んでしまう”サードハンドスモーク”の健康被害というのもあるんですね。

犬や鳥、魚の場合も、載ってますが、とりあえず、猫の部分を訳してみます。
(例によって拙訳ですが、お許しを!)



<猫に煙はどう影響するか?>

猫は、体を清潔に保つために、よく毛づくろいをする。が、毛づくろいは、喫煙者の家に住む猫にとっては有害になりうる。猫も犬と同様に、間接喫煙する。しかし、毛づくろいをするとき、毛に落ちてきた煙の微粒子も飲み込むことになる。29の研究で、喫煙者の家の猫は、進行性の口内癌である 口腔扁平上皮癌になる危険性が2~4倍になることを示している。

この癌は舌の付け根の下側に見つかることが多く、この場所は、被毛に残っていた煙の微粒子が毛づくろいによってたまりやすい場所だ。 口腔扁平上皮癌になった猫のうち、化学療法や手術、放射線治療を受けた場合を含めても、診断後1年間の生存率は10%以下だった。

1日ひと箱以上のタバコを吸う人間と住んでいる猫は、リンパ腫になる危険性が3倍になる。この癌は、人間の非ホジキンリンパ腫(ウィキによると、「ホジキンリンパ腫(ホジキン病)以外の全ての多様な悪性リンパ腫を含む一群」)と同様、体の免疫システムの癌である。リンパ腫になった猫の典型的な生存期間は、化学療法や手術を受けた場合を含めても、6か月である。



猫の場合、毛づくろいしますから、ちょっと深刻なかんじです。
ワンちゃんなんかも、猫の毛づくろいほどはなくても、やっぱりなめたりしますもんね。


以下追加・・同ページより、サードハンドスモーク以外のニコチン中毒について、もうちょっと追加しときます。 

<ニコチン中毒とペット>

ニコチン中毒は、それを吸うだけでなく、食べた場合もまた、ペットにとって重大な問題となる。どうやってニコチンを食べるか?煙草や吸殻を食べたり、電子煙草のニコチン補充液を飲んだり、ニコチン補充容器をかんだり、電子煙草をかんだり(電子煙草については詳細を後述)と、様々な場合が考えられる。

ニコチンは少量であっても中毒を起こしえる。犬や猫の場合の致死量は、20~100mgと報告されている。犬や猫がどれくらいの煙草を食べると、20~100mgになるのだろうか?

普通の1本の煙草には、9~30mgのニコチンが含まれ、葉巻1本には、15~40mgのニコチンが含まれている。犬や猫が病気になるには、さほど多くの煙草や葉巻を食べる必要はなさそうだ。家に置いている灰皿の吸い殻や外に投げた吸い殻は、害がなさそうにみえるが、5~7mgのニコチンを含んでいて危険を及ぼす。

犬や猫だけでなく、室内を自由に飛ぶペットの鳥も、灰皿にある煙草の吸殻を食べる可能性がある。
ペットがニコチン中毒になった場合、次のような症状が現れる。

吐く
落ち着きがない
よだれを垂らす
疲労感
頻脈
震え
衰弱
けいれん


もし飼っているペットが1本以上の吸い殻や噛みたばこ、ニコチン補充カプセルや補充液(←日本語これであってるでしょうか?)を食べた場合、ことは急を要する!すぐに動物病院へ。

ニコチン中毒には解毒剤はない。獣医は、補助的な治療として、ニコチンが体外に排出されるまで点滴やけいれんを抑える薬を与え、生きていられるように手助けをする。

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黒猫亭 [おはなし]

例えばこんな時に、黒猫亭に灯りがともります。

「あ、あそこに家がある。少しでも休ませてもらえるといいのだが。ともかく行ってみるか」

旅する人が幾日も道に迷って疲れはてた時。
日もくれ心細くなって辺りを見回すと、ふっと、遠くに灯りが見えます。

もうくたくたになった体の、最後の力を振り絞ってたどり着いたのが”黒猫亭”と書かれた小さな家です。

戸をあけると、
「いらっしゃいませ」
赤い前掛けをした小さな黒猫が、前足をきちんと揃え、お行儀よく座って出迎えます。

「どうぞこちらへ」
誰もが一瞬、人間でなかったことにびっくりしますが
でも黒猫は悪い猫には見えませんし
それより何より、体を休められることがありがたいと思いました。

旅人の前を歩く黒猫が案内した場所は、小さなお部屋にベッドが一つ。

綺麗に整えられたお部屋はあたたかで、
黒猫の用意してくれた温かなお茶を飲むと、
寒い中を歩いてきた旅人は、ひとごこちついてほっとします。

「では、おやすみなさい」
それを見た黒猫はそう言って、また前足をきちんと揃えて小さくお辞儀をし、戸を閉めました。


翌朝、旅人はすっかりとは言わないまでも、元気を取り戻して目がさめました。
このぶんなら今日はまた旅を続けられそうな気がします。

側に寝ていた黒猫が起き上がって、背伸びをしました。

「昨日の黒猫はお前さんかい?」
「にゃあ」
「昨日はたしかに人間の言葉を喋ったのに」
黒猫は何も言わず、尻尾をピンと立て、旅人に擦り寄ってから、ゆっくりと歩いて行きました。


黒猫亭の灯りは、体や心のくたびれた人が、一晩の宿を借りたい時にだけつきます。
もしそんな時があったら、森のなかに小さな灯りをさがしてみてください。
きっと、黒猫が待ってます。

多分、風がしらせるのでしょう。
猫は鼻がききますから。

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クロのお宝 [ネコの日々]

~お食事中の方には不向きな内容ですので、ご注意を~


ネコの飼い主ならどなたでも毎日やってることの1つ。
ネコ砂の掃除。

我が家の猫トイレは3つで、一日3回くらい掃除している。
(回数からすると、飼い主のよりよほど綺麗かも?)

大の方は、どれが誰のか、目撃しない限り判断が付かないが、おしっこはゴンとシロのものか、クロのものか、すぐ分かる。

お兄ちゃんとおねえちゃんは、「出ました~っ!」って感じの重量感と存在感のある砂玉を作成なさるが、くーちゃんは、おしっこの間隔が短く、おしっこ玉もちっちゃくてもろいのだ。
体格はもうどこから見たって大人のネコなのに、クロは、いちいちやることが、いまだ自分がちびだと思ってるフシがある。
(そこがなんとも愛おしい!)

で、そのおしっこ玉が外からはわかりにくく、掃除の時、よく、あやまって壊してしまうので、どこかな~?ここかな~?と見当をつけて、壊れないように、そおっとスコップで砂を少しずつよけていって・・・。
あった~!
そして壊れないように、そおっとすくう。

だから、くーちゃんのおしっこ掃除はいつも、お宝探しなのだ。
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新年のご挨拶のつもりが・・ [ネコの日々]

あけましておめでとうございます。
今年も、ボクたちをよろしくお願いしま~す!

と、本来なら、三匹揃い踏みでみなさまにご挨拶せねばならぬところ・・

008s.jpgこらこら、く~ちゃん!

018s.jpgシロちゃんも!

016s.jpgゴンちゃんに至ってはもうぐっすり

さては、徹夜で初日の出・初詣に出かけていたか?
こういうことになってしまいました。

ゴンは、このごろえらく元気で、一日一回は、家中を走り回るのを日課としております。

シロは、相変わらず、く~ちゃんへの”しつけ”が厳しい。

く~ちゃんは、やっと、3つ並んだネコぶとんの1つ(夏布団なんだけど・・)に寝させてもらえるように。

まあ、夜中にうるさかったり、追いかけっこが度を越したり、困ったところも山ほどあるけど、今年はみんな、元気でいろよ~!
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ゴンの歯槽膿漏と腎臓機能 [ネコと飼い主の健康]

「この頃ゴン、よだれ垂らしてるみたい」
先月下旬のことだった。
ゴンの口の周りが汚れてて、拭いてやってて気がついた。

人間がよだれ垂らすというと吐き気がする時だから、気持ち悪いのかなあ?
もしかして口内炎か?

吐き気だったら毛玉がたまってるのかも。
(でもこの頃の飼い主のブームはネコのブラッシングで、週一たっぷりやってるんだけど・・)
と、猫草のたねを撒いてみる。

でも口内炎だったらお薬もらわないと痛いよなあ・・・。
病院行くのやだなあ。
でも行かないとなあ。

ということで、意を決して、久々に動物病院に行きました。
ゴンとシロの実家の病院へ。

診断は、歯垢がたまって歯肉炎、歯が2本とれかけ。
1本はもうグラグラなので、その場でとっていただいた。
(ゴンが麻酔もなしに、うんともすんとも言わなかったところを見ると、ほんとにグラグラだったのだろう)

しかし、2本目(下)は2つある根っこの1つはまだ付いていて、抜こうとしたけど、ものすごい抵抗。
それはそれはすごく(当たり前といえば当たり前)、ぎゃあぎゃあ喚くわ、ふーふー怒るわ、暴れるわ、あんなゴンを見たのは初めてで、みているこちらも相当なショックで、家に戻ってきた。

帰り道、キャリーの隅っこでじっと固まっているゴンに、「もういいよね、今まで我慢出来たんだから、もうこのままでいいよね」と話しかけると、ゴンもそう思っているようにみえた。

けど、そのままでいいはずはなく・・・。


もう病院行くのヤダ!とゴネると、旦那は先生と相談して、結局、今月12月2日に抜歯と歯石取りをやってもらうことになった。
猫の場合、歯石取りは全身麻酔なので、少なくとも処置中は痛みは感じない。

頭ではやってもらわないと行けないのはわかってるけどさ。
でも、あのゴンを見たら、あんなに嫌な思いをまたさせるなんて。
2日が近づくに連れ、飼い主の気分は暗く、暗く・・。

当日は旦那と朝、ゴンを病院へ連れて行き、夕方迎えにいった。
2本抜歯、ほかにも将来抜けそうなのが数本、すでに抜けてしまってたのもあり、かなり、ひどかったらしい。
これまで、シロは2本、クロは1本、すでにキバが抜けてて、ゴンだけはキバが全部そろってるので、「あんたは歯の手入れがいいね~」と言ってたのに、なんと、ゴンが一番悪かったのか。


さらに、処置前に血液検査をした結果、クレアチニンがわずかに範囲を超えていて、腎臓機能が4分の1だとわかった。
ゴン子が腎不全になったのが12歳だったので、11歳のゴンももう、腎機能が万全ってことはないだろうなとは、思っていたのだけど。

ゴン子の時と違って今は薬もあるそうだが、幸いまだ軽いので、食事療法だけでやってみましょうということになって、低たんぱくのキャットフードになった。

食べるかなあ?まずいんだろうなあ・・と懸念してたんだけど、はじめての療養食はその日は全身麻酔をかけるため朝から絶食だった事もあって、がっつく、がっつく!
まだ麻酔で足がふらついているのに、寝そべりながら必死で食べていた。

それから、何故か分からないが、ゴンは今まで食べていたキャットフードより、療養食の方を好んで食べている。
猫部屋とはべつに、暖房のはいったリビング(普段猫どもはここにたむろしている)にも一皿、おいているのが気軽に食べれて気に入ったのかもしれない。
3匹いると、1匹だけ違うのをやるのは難しいんじゃという飼い主の懸念は、今のところ無駄に終わっている。

そうそう、それと、三匹とも歯垢予防のために、マキシガードという口につける液体を毎朝やることにした。
クロはなぜか、指先に付けて鼻先に持って行くと、自分から舐めるというヒドく手間いらず。
シロは、ちょっと嫌がるけど、そんなに拒みはしない。
ゴンは、嫌だ来ないで~と嫌がる、でも最終的にはつけさせてもらうけど。
寝てる時が一番やりやすいが、どっちにしろ一瞬でやり遂げるというのが、コツのようだ。

182s.jpg ボクたち、とんだ目にあってます!
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恐怖のネコ人間 [おはなし]

あるところに、ぐうたら主婦・Nがおりました。
(プライバシー保護のため、ここではあえて匿名にさせていただきます。。。)

Nには、ネコが3匹おりました。
(ネコの数はあってますが、うちじゃありません)

御存知のように、夏になろうという頃、これから寒くなろうとする頃、ネコたちは、一斉に毛が生え変わります。

かいかい~と頭をかくと、ふわふわ~と毛が飛び、お気に入りのネコじゅうたんでごろごろすると、じゅうたんは毛だらけ。
よしよし、いい子だね~と、頭をなでると手にまとわりつく毛。
さらにネコ同士、喧嘩でもおっぱじめようものなら、犯行現場のように飛び散る毛、毛、毛!
ようするに、この時期、家のどこに行っても、ネコ毛の落ちてないところなどありません。

Nは、ぐうたらですから、そんなもの気にもしてませんでした。
掃除?ちゃんちゃらおかしい。
「まあ、そのうち暇になったらやるわよ」なんて、言って、毎日、ひたすらネコとお昼寝にふけっておりました。
(実際には、忙しいところなど見たことないのですが・・。)

ところがある日のこと、なんだか、頭のてっぺんの両端がもぞもぞしだしました。
でも、Nは、ぐうたらですから、すぐさま、鏡の前に行って見てみるなんてことはしませんでした。

そして、またある日、今度は、Nはあくびをした時、口がずいぶんと大きく開いた気がしました。
でも、「まあ、一度に沢山ご飯を食べられて、便利だわ」と言ってるくらいでした。

更にある日、Nは手のひらが、もっこりぷにぷにしてきたことに気づきました。
「食べ過ぎて太ったのかしら?あらでも、きもちい~!」とNは逆に大喜び。

しかし、ある日、ネコの隣でお昼寝から目覚めた時、Nは、両腕を前にグーンと伸ばして、おしりをあげてのびをしている、4本足の自分に気づきました!
これにはもう、さすがのNも慌てて、家人に助けを求めようと、電話台に飛び乗り・・・。
そう、Nは仲間のネコたち同様、軽々と、電話台に飛び乗れたのでした!

電話台のところにあった鏡には、紛れも無い、中年ネコの姿が映っております。。。

いつもあまりにネコの毛だらけの中で暮らしていたので、Nは、自分にネコの毛が生えていたことに気が付かなかったんですねえ。


ネコの飼い主は、ネコの毛の掃除をちゃんとしないと、とんでもないことになるというお話。
飼い主の皆さん、お気をつけ下さい。
(私じゃないよっ!!!)

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(写真のネコたちは、主婦Nとは何の関係もございません、あしからず。)
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怪談 ネコのあくび [おはなし]

「nekoじいさん、おはなしして~」「おはなし~」「ねえ、nekoじいさーん」
お昼寝から覚めたゴンとシロとクロが、nekoじいさんのそばに集まってきました。

nekoじいさんは、目を細めながら3匹をなでて言いました。
「よおしよし、そうだな・・・じゃあ、今日はこんなおはなしはどうかな」

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昔々、旅のクロネコがおったそうな。

クロネコはその日、もう何里も何里も、森のなかを歩いていたので、すっかり疲れておってな。
夕暮れ時に、ちょうどいい木の洞を見つけたので、その晩はそこに休むことにしたんだ。

さいわい、クロネコは若かった。
ぐっすり眠った翌朝、洞からでてきたときには、もうすっかり疲れもとれておった。

見上げると、おひさまも照って実に気持ちのいい朝じゃったから、クロネコは、ぐーんと伸びをして、そのまま、おもいっきり、お~おきなあくびをしたのじゃ。

しかし、その時じゃった!

あんまり気持よく大あくびをしたので、なんと、クロネコは口から裏返ってしまったのじゃ!


「ええ~っ!」「うそだあ!」「こわいっ!」
「ははは、まあまあ、三匹とも、はなしは最後まで聞くもんじゃよ」


しかしな、クロネコは長い旅の間にいろんな事を見聞きしてきたのじゃろう。落ち着いたものじゃった。

そのまま木の洞に戻って、もう一眠りしたんじゃ。
そして、眠りから覚めるともう一度、ゆ~っくりと、お~おきな伸びと大あくびをした。

これでクロネコはまるきり元どおり。
そして、また今日の旅にでたんだとさ。


「ああ~よかったあ」


みんなも、大きなあくびをするときには気をつけることじゃよ。


「今日のおはなしは、これでおしまい。さあ、みんなでご飯でも食べに行きなさい。」
「はあい!」

でもね、まだお昼寝が足りなかったのかしら?
寝起きの悪いゴンちゃんは、あらあら、伸びをしたあと、ふわっと大あくび!!!

「ゴンちゃん!」
「お兄ちゃん!」
「わ!」
はっと気づいたゴンは慌てて両手で口を抑えました。

あぶない、あぶない。
よいネコのみなさんも、気をつけてくださいね!

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ネコのトラウマ [ネコと飼い主の健康]

先日、北海道で大きな地震があった時、台風の番組の途中で、緊急地震速報の♪ピラリンピラリン♪がなった。

それまでネコぶとんで寝ていたゴンとシロが、その音を聞いて、さっと顔を上げて耳を立てる。
そして、ささっと、寝床から出て避難していったのにはびっくりした。
(私の側にいたクロは、お兄ちゃんとおねえちゃんの様子を見てどうしよう?という風だったので、「大丈夫よ」と頭を撫でたら落ち着いた)

2011年の地震の時は、本震の後も何度もあの音がなって結構大きな余震が続いたので、うちのネコどもも身にしみていたのだろうか。

あの時、ゴンは夕方遅くまでどこに行ったか行方知らず。
探しても声をかけても出てこなくて、どこかにじっと隠れていたのだろう。
漸く落ち着いたころに出てきた。
シロなんかは、割と平気そうな顔で、私と一緒にトイレ(一番安全ときいていたので)にいたのに。
ロッキングチェアで寝ていたクロは、横の窓のレールのところに固まっていた。

今回は、福島は全く揺れなかったのだが、地震からもう3年経ったのに、まだあの音を覚えているなんて、ネコにとって、あの時の恐怖がいかほどだったかがわかる。


そういえば、クロがまだ我が家へやって来て1年ほどの頃、スーパーのビニール袋の手提げのところに首を突っ込んでしまって、パニックになって走り回ったことがあった。
逃げても逃げてもガシャガシャいってついてくるビニール袋はとてもこわかったと思う。

でも勢いで網戸まで倒して、外に出てしまったのには、こっちが慌てた。
幸いお隣の車庫に隠れたので、フーフー怒っているクロを抱き寄せると、おしっこしていて、かわいそうでその場で暫く膝の上でじっと抱いて、落ち着くのを待った。

それ以来、クロは、普通ネコなら好きそうなガシャガシャ音をきくと逃げる。
あれもトラウマだろうな。

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こう見えて、ボクたちって、結構デリケート?
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サイエンス・ダイエットのリコール(アメリカで) [ネコと飼い主の健康]

アメリカのFDAが、ヒルズのサイエンス・ダイエットで、
ScienceDiet[レジスタードトレードマーク] Adult Small & Toy Breed[トレードマーク]”(成犬の小型及び愛玩犬用)のドライのドッグフードのうち、2014年4月24日~5月13日にカリフォルニア、ハワイ、ネバダで 販売されたものが、サルモネラに汚染されている疑いがあるとしてリコールを発表しています。

調べてみましたら、日本ではサイエンス・ダイエットのこの種類のドッグフードは売られてないようですが、日本でもサイエンス・ダイエットを使っておられる飼い主さんも多いかと思い・・今回、ネコじゃなくて犬ですが・・一応お知らせまで。

前に、サルモネラ汚染による飼い主の健康被害を防ぐためのFDAのビデオを紹介しましたので、ご参考までに「ペットフードとペット用おやつの衛生的な取り扱い方」へリンクも貼っておきます。(といっても、ほんの2つ下の記事ですが・・)

(もしかして、日本では「アダルト小型犬用成犬用」として売られているものが同じなのかもしれません。ただ、今回のリコールそのものは、アメリカのことですが。)

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ねこはなんでも知っている [ネコの日々]

先日の大雪以来、ちょっと疲れ気味で、昨日はインフルにかかり一気に高熱になって、身動きもできない状態でした。
それが、薬を処方してもらって、数時間で平熱に戻るという、本人もびっくりの快挙。
今の薬って、ほんとうに良く効くんですねえ。

で、飼い主が苦しんでいる間に、クロは前から傾いていたキバが1本、抜けていました。
抜けたよ、とも言わない。
痛い、とも言わない。
普通にしてます。
(もっとも、飼い主に通じないだけで、我慢してるだけかもしれません)

シロはもうすでに2本ともキバがない状態ですが、本人はケロッとしてますし、クロもそう。
ただ、口寂しいのか、シロのときも、クロも、時々ぺろぺろしています。
人間だったら、痛い、痛くなくても感染症なんか心配で歯医者さんに行くところです。

昔(お年ごろの頃)、結婚式ももう一度やれば今度はうまくできるよねと、友人と話していた事がありました。
たしかに人間、なんでも物事経験を積み重ねれば、うまく切り抜けていけることもあると思いますが、ねこが、一度の人生をしっかり4本の足でたって、自分に起こるすべてのことを自分で受け止めているのには、いつも感心します。
いやねこに限らず、多分、人間以外の動物はみんなそうですね、きっと。

なんか、熱が出た、きつい、動けないと、のたうちまわっていた自分が恥ずかしい。
こんな時ねこだったら、暗い隅っこに身を隠し、じっと耐えて、病魔の過ぎていくのを待っているのでしょう。

クロちゃんが偉く見える、すっかり風邪の去った今日です。


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一応、窓際にねこ3匹、並んでいる。  もうちょっとシロがこっちに来れば、飼い主的には大満足なんだけどなあ。
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ペットフードとペット用おやつの衛生的な取り扱い方 [ネコと飼い主の健康]

FDA(アメリカ食品医薬品局)にこんなビデオがあります。

そんなに初耳なことは言ってなくて、割りと常識的なことですし、英語のキャプションもついてますが、一応、関係有りそうなところを、訳してみました。(いつものように拙訳、すみません!)

*****

「ペットフードとペット用おやつの衛生的な取り扱い方」

ほとんどのペットフードは安全ですが、バクテリアに汚染されていると、ペットだけでなく飼い主も病気になることがあります。

サルモネラ菌は、その代表的なもので、年に60件のペットフードやおやつ(まとめて以下、ペットフードとします)のサルモネラ汚染が報告されています。飼い主が、その汚染されたペットフードに触れて、病気になることもあります。最近20件もおこった飼い主が病気になった事例では、一箇所の工場で製造されたサルモネラに汚染されたドッグフードが原因でした。

サルモネラによる症状は、他の食中毒の場合と同じように、吐き気、下痢、嘔吐です。
成人の場合は、たいてい、不快感や2~3日横になるくらいですが、子どもや高齢者、免疫抑制された患者や免疫不全患者の場合は、重大で、場合によっては死に至ります。

市販のペットフードの場合も、生肉を与える場合も、安全ガイドラインに従うことです。

へこんだ缶フードや袋の破れたペットフードは買わないようにしましょう。バクテリアに汚染されている危険があります。
ペットフードを与える場所は、掃除や汚染された場合に消毒しやすいところに置きましょう。
ペットフードと接触したカウンターや床などは、洗剤とお湯で拭きましょう。
ペット-フードを扱ったあとは手を洗いましょう。
ペットフードに使ったボールや器具は、バクテリア汚染の可能性を取り除くために、洗剤とお湯で洗います。
飼い主の食物にバクテリアが移らないようにするために、ペットフードに使う器具は、フード以外には使わないこと。
缶フードや柔らかいフードを開けた場合、残ったフードは蓋をし、冷蔵庫に保存しましょう。
ドライフードは、悪くならないように、蓋をして、湿気のない冷暗所に置きましょう。

どのような保存方法を取る場合も、元のパッケージはとっておきましょう。
パッケージには、製造会社や、ロット番号、バーコード記号、賞味期限が記載されており、万一ペットフードが汚染されていた場合、調査のための情報となります。

生肉や冷凍肉を与えている場合は、他の生肉製品と同等の注意を払ってください。

家族やお子さんにも安全対策を伝え、自身や他の人が病気になるのを防ぎましょう。

バクテリア汚染以外にも、製造過程で、化学物質や毒、ある成分の含有量が多すぎたり少なすぎたりすることもあります。
この場合、飼い主に害が及ぶことはないかもしれませんが、ペットには大きな危険となることが有ります。

ペットフードが疑わしいと感じた時は、家族が病気になったらお医者さんに診てもらうように、獣医さんに相談することです。
ペットに病気の兆候がある場合、獣医さんが一番頼りになります。
そして、そのペットフードの製造会社にも知らせるべきです。ペットフードのパッケージに連絡先が有ります。
FDAにも通報してください。その際には、フードの形態、何用(犬とかネコとか)のフードか、ブランド、製造会社、いつどこで買ったかと、ロット番号などのパッケージに記載されている情報も知らせてください。

*****

FDAのリコールなんか見てると、サルモネラによるリコール、多いですもんねえ。
あと、中国製のペットフードによる被害もありましたし、ペットフードの汚染って、そんなに、稀なケースというわけでもなさそうに見えます。
日本だけ安全なんてこともないでしょうし・・。

日本の場合、FDAに知らせるじゃなくて、どこになるんでしょうか?
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ネコの世渡り [ネコの日々]

今の時期、窓から入ってくる日差しがぽかぽかする日は、こんなふうに、ネコ座布団でひなたぼっこすることが多くなる。

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双子の(正しくは5つ子のうちの)ゴンとシロは、見かけは全然似てないのに、やることはよくシンクロしていて思わず笑ってしまう。
姿勢とか、表情とか、しっぽをS字にくねりながら歩いて行く方向とか、意図せずおんなじなんだから。


ただ、ここには、こんなふうにもう一つ、ネコ座布団が置いてあるのだ。

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ゴン、シロ、クロ、三匹そろってひなたぼっこすると可愛いだろうな~という、飼い主の思いを込めて。

でも、ネコ的には、そう、ことは単純ではないらしく、まだ1度もクロがここの座布団で寝たことはない。
くんくんと臭いをかぐので、クロも興味はあるんだと思うが、そこまで。

クロが遠慮しているのか?
シロの無言の圧力か?
(ゴンはその辺あまり気にしない)

ネコの座布団とか椅子の上の敷物とか、何枚もあるけど、そのうちクロが使える場所は限られている。
遊ぶときも、おねえちゃんお兄ちゃんの遊ぶ合間を縫って、ネズミさんを追っかける。
やっぱり、猫の世界の年功序列制度って、かなり厳しいのかなあ。


そのクロ、この12月で、我が家の一員となって丸6年となった。
6年前の12月はもう、時おり雪も降ってて、温室にいたとはいえ、痩せこけた子猫にはお外は寒かったはず。
度々網戸をよじ登るアピールに、nekoじいさんが根負けし、朝起きたら、黒猫が前足を伸ばして、座椅子でクークー寝てたのでした。

子猫ののら生活は苦労が多かったみたい(兄弟にもご飯とられてたもんね)で、未だに、思い出したくない部分もある様子だけど、持ち前の楽天的な性格が幸いして、うちの厳しい身分制度も、うまいこと明るく切り抜けている、というか、結構お兄ちゃんおねえちゃんにちょっかい出したりして、楽しくやってるようにも見える。

だよね?くーちゃん。

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うん、このダシいけるよ~ [ネコの日々]

夕食の準備が終わり、もうすっかり日が落ちてしまった冬空にカーテンをしめたあと、アレルギー気味の旦那のために、今日3度めのモップをかけていたころ、ふと、気配を感じて、キッチンを振り返った。

そこには、食器にのせたままの私の明日の昼ごはん(=今日の夕食の一部)があるのだが。

その食器に、顔をつけたまま動かない黒いもこもこがいるではないか!

あわわわ!

「こら、何やっとる!・・とねえ・・・」
(どうも、クロに対しては、口調が厳しくなれない・・・)

「あらいけなかった?」と言いつつ、クロはその場を数十センチ離れて、ぺろぺろぺろぺろ。

今日のおかずは、先日福岡から来た知人のおみやげの、高級ダシを使った(けど肉も魚も入ってない)、治部煮風の野菜と厚揚げだった。

「ダシ、とってもよくきいてたよ」と、いつまでもぺろぺろぺろぺろ。

そうかあ、やっぱりいいダシ頂いたんだわ~!
なんて、感心してるところじゃなくって!

明日の昼のおかずが!ああ・・・
(どうも、クロには弱い・・)

あれは人間用に味付けしてるんだから、ねこが食べちゃダメなんだよ!
うちは低塩メニューだけど、それでも塩分あるからねえ。

DSC07315s.jpg
犯人は、コヤツ
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ペット用ジャーキー~FDAのサイトから [ネコと飼い主の健康]

ヤフーニュースに「ペット用ジャーキーで犬猫に被害、米当局が注意呼びかけ」という記事が載っていたので、久々に、FDA(米食品医薬品局)のサイトに行ってみました。
(FDAのジャーキーに関するページはこちら

内容は、ヤフーにまとめてあるとおりですが、気になった点を。

●「ジャーキーによると思われるペットの病気が増えていることを、FDAは2007年から気づき始めた」とあります。
これって、中国製のペットフードにメラミンが入っていた時期ですね。
(当時、うちのブログでも、「ペットフードで死亡」や「ペットフード汚染」として、何度も書きました。このページ次のページあたりにあります、ご参考までに。)
今回の件が、メラミンかどうかは、まだ原因が特定できてないと書かれているので、わかりませんが、あの頃から続いていたことなのですね。

●多くの場合、犬だが、猫も被害にあっていて、症状は、60%で胃腸の病気(肝酵素が高い場合もあればない場合もあり)、30%で腎臓または尿、残りの10%で、けいれんや震え、じんましん、皮膚の炎症などの様々な症状が出ている。

●問題となっているジャーキーの多くは中国製でブランドは限られていない。
多くのジャーキーは、チキンジャーキー(おやつ、柔らかいもの、裂けるもの)だが、ダックやさつまいもを含むものや、チキンやダックをドライフルーツやさつまいも、ヤムイモでまぶしたおやつもある。

●多くは、中国産だが、”中国産”と書かれていない製品であっても、原料を輸入して使っている事があるので、注意するべき。(確かにそうですよね!)
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