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ネコの飼い主と肺がん [ネコと飼い主の健康]

ネットニュースに、「米で死亡リスク2倍の報告 猫を飼うと肺がんになりやすい?」という記事がでていました。

この記事では、「ネコの糞などから舞い上がるホコリを吸い込まないほうがいい」と結論付けられてますが、もしかして、ネコ砂も関係しているのでは?と疑っても見るのですが。

以前、「ネコ砂のはなし1」や、「ネコ砂のはなし2」を書くために調べたときには、喘息持ちの飼い主への影響やベントナイト(鉱物系ネコ砂にも含まれるが、この記事のは、ベントナイトを扱う職業の人間のこと)の人間に及ぼす影響はありましたが、ネコと飼い主の肺がんの関係についてはっきりしたことは見つかりませんでした。

でもネコのトイレを掃除するときには、ブツだけでなく、結構、ホコリも舞い上がりますもんね。
室内飼いの猫であれば、ブツが汚染されている場合よりも、どちらかと言うとネコ砂のほうが因果関係がありそうな気もしますし、じん肺で肺がんになるというのは事実ですし。
それを毎回吸っている飼い主は、ネコより長生きする分、長年に渡って貯まるものも多いということになりそうです。

ただ、もしネコ砂が原因だったとすると、肺がんだけでなく、間質性肺炎なども増えるかなあ?そのへんどうなんだろうと思います。
あと、ダニなんかが原因と考えられることもありますよね。

いずれにしろ、これから先の調査が大いに待たれるところです。

追補1:元の論文はこれではないかと思います。
「Pet ownership and the risk of dying from lung cancer, findings from an 18 year follow-up of a US national cohort.」(ペット飼い主と肺がんによる死亡リスクについて、合衆国での18年の追跡調査の結果」
論文によると、「ペット、特に猫や鳥を飼うことで、女性の肺がん死亡率が高くなる。(タバコやアトピー、飲酒、運動、BMI、血清コチニンについては調整済み)男性ではその関連性が見られない。」
そうです。
女性のみというのが気になるところですが、もしかすると、ネコのトイレ掃除するのは女性が多いとか,、もともと女性の肺がんが少ないのでその分目立つということもあるでしょうか。

あるいは、本文にはもう少し情報があるのかもしれないのですが(例えば、肺がんになる原因はなにか、間質性肺炎のような他の病気も調べているかとか、どうして女性だけ多くなるのかとか)、会員でないと読めないようなので、もう少し時間が経てば、なにかでてくるかも?

ペットと肺がんについては、別のそれより2~3年古い記事も見つかりましたが、その頃は、「関係ない」と書かれているようです。

追補2:ほとんど同じ筆者で今春出た論文に、「Association between pet ownership and the risk of dying from colorectal cancer: an 18-year follow-up of a national cohort」「ペット飼い主と大腸んによる死亡リスクについて、合衆国での18年の追跡調査の結果」というのも見つかりました。

これも本文は読めませんが、アブストラクトの書き方は、ほとんど上の論文と同じで、ただ、肺がんでなく、大腸がんとの関連で、女性のみでなくネコの飼い主全般にリスクが高いとなっているようです。
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くーちゃん [ネコの日々]

映画「シェルブールの雨傘」にこんな一節がある。
「あなたをかくまうから、守るから、だから愛しいあなた、私をおいて行かないで」
カトリーヌ・ドヌーブ演じるジュヌビエーブが、恋人の徴兵に「行かないで」と歌う(歌ってるのは別人ですが・・)シーン。

クロがうちに来たばかりの頃、覚えたてのその歌を歌いながら魚料理をしていた。
野良から飼い猫となったばかりのクロは、魚を切なげに見つめて、「ああ~ん」と思わず声を漏らす。
遠慮がちに手を出してみたり、私が手を付けた蛇口をなめてみたりしながら。
一生懸命我慢しているクロを見て、その歌詞がクロの身の上と重なったものだ。

くーちゃん。
ここはもうあんたのおうち、もう外で他のネコにご飯を取られる心配はないから。
雨が降ったって雪の日だって、ここにいたいだけいていいんだから。
だからずっとそばにいてよね。

あれからもう11年。

16歳になったゴン兄ちゃんとシロ姉ちゃんは、まるで恋人のように仲が良くて、たいていは二匹一緒に(しかもしっかりシンクロして!)、飼い主はもう何年も使わせてもらってないロッキングチェアに寝ていることが多い。

けど、その言葉を覚えていてくれてるのか・・・と飼い主としては思いたいけど・・・クロは、付かず離れず、気づくと私のそばにいてくれる。
ちょっとだけ距離をおくのはクロの思いやり。

クロはあわく、優しく、温かい。

こんなことを書いている今も、テーブルを挟んで寝ていたクロが、ちょっと首を持ち上げて、こっちを見た。
「いる?」と、黄色い目が細まる。
「くーちゃん」と、うなづき返す。

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真っ黒は、どこがどこかわからなくなることがよくある・・・
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かわいいような・・憎いような・・ [ネコの日々]

猫の飼い主は、何時も、猫大好き~っ!!!!かわい~っ!!!!
と、手放しで猫っ可愛がりしているかというと、そんなことはもちろんない。(よね?)

特に夜中、ネコが悪魔に感じる時がある。

シロのアオーンが始まる。
シロのアオーンは、人がウトウトし始めると始まる。
ウト・・アオーン!はっ(←私、目覚める)・・・ウト・・アオーン!はっ・・・

これが数回、人の入眠のタイミングをうまいことみはからって、ちょうどいい(いや、良くない!)間隔をおいて続く。
あの、眠りそうになると目にポトッと水を落として眠らせない拷問を思い出す。
思わず、「申し訳ございません!私がやりましたっ!」と、白状しそう。

昨日はシロの拷問のあと、今度はゴンが控えていた。
ウト・・アオーン!はっ

たまらず、「ゴン!うるさいっ!」

ウ・・ウ・・・アオーン! 
ああ、もう眠らせてくれ~!と苦しみながらふと気づいた。

今、ウ・・ウ・・って言った?

もしかしてゴン、一応、鳴くの我慢したんだろうか?
まるで、「ボク、鳴いちゃダメだ、我慢、我慢、ウ・・ウ・・ああでも、やっぱり鳴かないわけには行かないんだよなあ・・・ウ・アオーン!ああ、でもいけない、ウ・・ウ・・アオーン!」
って感じだ。

なんかこれに気づいてから、ゴンのアオーンを聞くと、おかしいような、いじらしいような気持ちになってきた。

しかし、そんな感傷に浸りつつ、だんだんと眠さのほうが猫の声に勝ってきた頃、今度は3匹目の小悪魔の、猛烈トイレダッシュがはじまった。
人の布団の上を横切り、廊下から向こうの部屋まで、往復!往復!往復!
三匹目のクロい小悪魔は、そこで、お兄ちゃんお姉ちゃんより小さな短い声で「アオん、アオん」と鳴いて、「あたしだっていつかは大きな声でアオーンって言えるようになるんだもん」と練習している。

ああ、ネコの飼い主に、安眠の夜は永遠に来ないのか。

かくして、neko家の夜は、ネコ的には無事に明け・・

こらあっ、寝るんじゃない~~っ!!
と一人息巻く飼い主を「何言ってるの?」とよそ目に、小悪魔どもは、朝日にあたって気持ちよさそうに目を閉じるのだった。

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相変わらず何時もシンクロのゴンとシロ。

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「あたしは一人で寝るのよ」
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ドッグフードの過剰ビタミンD [ネコと飼い主の健康]

フードの中に過剰にビタミンDが入っているため、腎不全や死に至る可能性があるとして、アメリカのFDAで以下のドッグフードのリコールがでてます。
今のところ、ドッグフードについてだけなのですが、まだ広がる可能性がある問題だと言っているので、ここにも一応書いておこうと思います。

リコール製品と同じ製品は、日本でも販売されているものがあるみたいです。
(ただ、日本国内の製品が同じ成分なのかはわかりませんが!)

●Nutrisca
フード名:Chicken and Chickpea Dry Dog Food

●Natural Life Pet Products
フード名:Chicken & Potato Dry Dog Food

●Sunshine Mills, Inc.
フード名:Evolve Chicken & Rice Puppy Dry Dog Food
フード名:Sportsman’s Pride Large Breed Puppy Dry Dog Food
フード名:Triumph Chicken & Rice Recipe Dry Dog Food
フード名:Abound Chicken & Brown Rice Recipe dog food
●ANF, Inc.
フード名:ANF Lamb and Rice Dry Dog Food

●Lidl (Orlando製)
フード名:Orlando Grain-Free Chicken & Chickpea Superfood Recipe Dog Food

●Kroger
フード名:Abound Chicken and Brown Rice Recipe Dog Food

●ELM Pet Foods, Inc.
フード名:ELM Chicken and Chickpea Recipe
フード名:ELM K9 Naturals Chicken Recipe

●Ahold Delhaize
フード名:Nature’s Promise Chicken & Brown Rice Dog Food
フード名:Nature’s Place Real Country Chicken and Brown Rice Dog Food

詳しくは、FDAのこのページの中程にある”What Brands Have Been Recalled?”にロットナンバーや賞味期限が書いてありますので、ご参照ください。

広がらないといいですが。
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月夜のゆき [おはなし]

ゆきは、真っ白な猫でした。
森で生まれたほかの兄弟ネコたちと同じで、小さい頃から、人間は怖いものだと教わって育ちました。
だから、皆で追いかけっこをして遊んで、ついつい、森の外に出てしまうことがあっても、人間の姿を見ると、たちまち木の陰に隠れて息を潜めるのでした。

でも森の中には、食べるものも、遊ぶところも兄弟もいるので、ゆきは毎日楽しく暮らしていました。

それでも、兄弟の中には、やがて人間に拾われていったり、喧嘩や病気がもとで死んでしまったものもいて、3年が過ぎたころ、気がつけば、ゆきは兄弟の中でただ一人、この森に残っていたのでした。

けれども、ゆきは、一人っきりだったわけではありません。
ゆきには、もう3匹の子供がいました。

今では「遠くに行くんじゃありませんよ」と、いたずら盛りの子供たちに注意しながら、すっかりお母さんとして、この森でまいにちを幸せに過ごしているのです。

実は、白ネコには昔っからのきまりがあります。
ゆきは、満月の夜には一人っきりでお月様に挨拶をしなければなりません。

昨夜は、その月に一度の満月でした。
子猫たちが寝たのを見届けて、ゆきは一人でお月様の見える、森の丘に登りました。

「お月様、こんばんは」
お月様に照らされて、ゆきの白い体はいっそう輝いていました。

そのとき、「おかあさーん」と鳴く、子供の声がしたように思いました。
ゆきはハッとしました。
ここは道路を渡った丘、まだ物事のわからない子供が来るには危なすぎます!
ゆきはあわてて子供たちのところへ戻ろうと、丘を降りて、道を渡りました。

そのとき!
人間を乗せた大きな黒い物体がものすごいスピードでやってきたのです。

いつもならゆきは、身を隠してそれが通りすぎるのを待っているのですが、こんな夜だし、子供が心配で急いでいて気がつかなかったのです。

次の日の朝、ゆきの冷たくなった白い体は、道の片隅に横たわっていました。
あれだけ、人間には気をつけなさいと子供たちに言っていたゆきだったのに・・・。



運転中に道路に横たわっていた白い猫をみて。
この猫も、ほんの少し前まで、温かで、楽しいことも仲間もいて、日々の暮らしがあったんだと思うと、いとおしくて・・。
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FDAのリコール~バイオキング [ネコと飼い主の健康]

アメリカのFDAのリコールです。

FDAは、”King Bio Inc.”(住所: Asheville, N.C.)と、”Dr. King’s”から出ている人間用、動物用のホメオパシック製品について、製造過程でハイレベルの微生物汚染が見つかり人間や動物に害を及ぼす可能性があるため、使用をやめるようにと, 勧告しています。

リコールされたペット用製品は、成分に”水”を含む製品すべてです。
(リコール一覧はこちら。動物用は下の方、緑の字で”Animal Products”とあるところから始まります。)
そのなかには、日本に輸入されているものもあるので、ネットで”King Bio"で検索してみてください。

これらの製品をつかうことで、治療を必要とする重い感染症~免疫不全の患者では命に関わる~になる可能性が大きくなるそうです。
これらの製品を買った飼い主は、製品を使ったあとに感染症の心配がある場合やサインがあらわれた場合、医師に連絡をとるようにと言っています。

King Bio製品のリコールは、2018年7月にはじまり、8月22日にリコールをひろげ、翌日FDAがさらにリコールを成分に”水”が入っているすべての製品に広げるよう勧告し、会社もリコールをひろげました。リコール製品は人間用、動物用の薬品です。

ちなみにFDAはホメオパシック製品と銘打つものについて、その効果や安全性を評価しておらず、そのような認可していない薬品は、きちんと製造されていない場合汚染を招いたり、適切なテストや患者への開示を行ってない活性化された成分が含まれていることもあり、重症や回復不能な危害を及ぼす可能性もあると言っています。

気になったのは、”キングバイオ”と日本語で検索すると、ミドリムシのサプリが出てきたんですが、それが、今回挙げられた”King Bio”と同じ会社なのか、もし同じなら、USAの同じ住所で作られたものなのかが問題だと思うのですが、多分、ミドリムシダイエットって日本独特な気もするので、まずはペット製品のみで。
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ネコが落ちてきた [ネコの日々]

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シロはもう御年15歳だが、同じ時に同じお母さんから生まれたゴンが、幼い頃から骨折だ、胆管肝炎だ、歯槽膿漏だと、結構病院のお世話になってるのと違って、今まで病気も怪我もしたことがない。
病院に行ったのは、避妊手術とワクチンのためで、ワクチンはどうもうちのネコどもにはあわない(目に見えて具合悪そうにしている)ようでもうやってないので、病院に行ったことは多分、この10年位はない。

その上、運動神経もいまだ抜群、うちではゴンもクロもできない「カウンターキッチンから冷蔵庫の上に飛び乗り」技も難なくこなす。
そこは、誰にも邪魔されずにお昼寝できるので、シロのお気に入りの場所でもある。

冷蔵庫の上にシロがいるときには、こちらも冷蔵庫の扉の開け閉めには気を使ってるつもりだし、そういうときにはシロも、「ちょっと注意してよね」という感じで薄目を開ける。
シロの体の大部分はいつも扉より後ろのほうにあるので、今まで大事になることはなかった。

しかし、まあその日に限っては、シロはよほどぐっすり寝込んでいたらしい、冷蔵庫の扉のあたりで・・。

私も、シロが上にいることは気づいていたけど、バタバタ食事の用意をしてて、ちょっと油断。

旦那のお弁当を詰めて、冷蔵庫にしまおうと開けた瞬間。


ネコが落ちてきた!

シロはさすがの運動神経で空中一回転・・したかどうかはあまりの一瞬でわからなかったけど、無事に着地し、わあわあわめく飼い主を尻目に、さっさと退避してしまった。
せっかく詰めたお弁当が!
シロの重さで見事に中身が吹っ飛び、お弁当箱は旦那が食べるどころか開けもしないうちに空に。
あ~あ。

ネコの飼い主の皆さん、落ちてくるネコには気をつけましよう。

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「冷蔵庫の上って、最高よ~」
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猫に言うことを聞かせる方法 [ネコの日々]

「こらあ!誰がこんな事したんね!」

まったくネコっちゅう動物は、ろくな事をしない。

「あらあ、これやってくれたの?助かったわあ!」
なんて、感激するような事、1度でもやってみせてくれないか?
逆に、これやってもらうと困るなあ、と思うことは、やっぱりしてくれる。

一計を案じ、うちでは、ネコにやってほしい事は、
「これは、絶対せんどってね!たのむからね!」と言うことにしている。

例えばネコ座布団を買ってきたら、
「これにネコが寝たらどうしようかあ?、これに寝てもらったりしたらこまるっちゃん」というふうに。

しかし、やっぱりネコはネコ。
「困る」といわれたからって、「はいそうですか」と簡単に、使ってはくれない。

結論、ネコに言うことを聞かせようなんて飼い主は考えちゃいけない。

まあせいぜい、ネコ座布団を使ってくれたときに、
「うわあ、すごいね、かわいいネコが寝てるわ~。(ナデナデ)」
と、至極大げさに褒めるくらいだろうか。

しかし、でも、それでも使ってくれるとは限らない・‥。

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「え?これ、使っちゃいけなかった?」

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くーちゃんと森の守りネコ [おはなし]

「くーちゃん、くーちゃ~ん」

くーちゃんは、時々いなくなります。
いつものネコ座布団にもいない、リビングの机の下の座布団にもいない。
間違って閉めたかも?・・・こっちの押し入れもあっちのも探したけどいない。
トイレ?・・・いない。
いそうなところは全部探したのに。

一体どこ~?と困惑することが時々あります。

そんな騒ぎがいっとき続くと、しばらくして、くーちゃんは大概、何もなかったようにすました顔で出てくるんです。

あれは絶対、森の守りネコと会ってるんだと思うんです。
だって、くーちゃんは、森の守りネコの紹介で、うちに来たんですから。

きっと時々、森の守りネコとは連絡とることになってるんだ、と、私は考えるのですが、
とにかくやっと見つかったくーちゃんを抱きあげて、その柔らかい黒い毛に顔を埋めると安心して、
つい今まで、問いただすのを忘れてしまってます。
ああ、いてよかった。

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ネコの、ネコによる、ネコのための [ネコの日々]

どうやらうちには、ネコの、ネコによる、ネコのための関所があるようです。
(注:うちは日本地図内です。)

夕方の、毎日のゴミ出し。
ベランダにあるゴミ箱にゴミを入れて戻ってくると・‥‥。

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「もしもし、奥さん、ここから入るには通行料が必要です。」
「必要で~す」

で、気候が良くなって外でも育つようになった猫草を数本、採集して。

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差し出します。
「こんなもんでどうでしょう?」

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「うむ、まあよろしいでしょう。」
「よろしいで~す。」

そうしないと、通れないシステムになってるようです、いつの間にか。
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ネコ砂のはなし その4 シリカとシリカゲル [ネコと飼い主の健康]

久しぶりに、ネコ砂を検索してみました。
前に書いたとき、シリカゲルについては調べてなかったですし。

一番にでてきた「Love to Know」(生活一般のサイトのようです)と、「Pet Planet」(ペット用品のお店のようです)、「Cat litter~ wrong choice could kill your cat」や、wikiの「Litter box」を参考にしました。(例によってアマチュアの訳ですが、お許しを!)

今回ちょっとびっくりだったのは、ベントナイトの固まるネコ砂の固まる成分として、結晶性シリカが含まれていると知ったことです。
ただ、これは、シリカゲルのネコ砂のシリカゲル(=非結晶性シリカ)とは別物です。
そのへんが、サイトによっては混同されているようで、私も結構読んでいて、???となることがありました。

<鉱物系の固まるネコ砂に含まれている結晶性シリカ>
鉱物系のネコ砂そのものについては、前に書いたのと大体同じことが書かれていました。
1つ目新しかったのが、固まる砂に結晶性シリカが含まれているということ。

鉱物系のネコ砂のマイナス点(前記事のとだいたい同じです)
 ●下痢、吐く、腎臓の問題、呼吸器の問題、無気力などをもたらす可能性がある。
 ●固まると大きくなる(約15倍)が、同時に、細かいホコリ状にもなる。ネコが掃除のために体を舐めたり、砂を掻くと、そのホコリ状の砂を飲み込む恐れがある。あるいは、子猫が興味津々で砂を食べることもある。その砂が膨らみ、塊になり、体の内部にへばりつくと、脱水症状をおこしたり、栄養の吸収を妨げたり、最悪の場合、死んだりする。
 ●鉱物系砂の問題は、飼い主が考えている以上に、呼吸器系や自己免疫疾患など、広がっている。
 ●固まった砂が膨らむと、下水管が詰まってトイレが流れなくなる。
 ●塊が下水管をつまらせるなら、ホコリ状の砂を飲み込んだネコの肺や腸に何が起こるか?

ただ、製造業者のサイト「Petfinder.com」では、コーネル大学のネコ健康センター長の話として(これですかね?)
 ●固まるネコ砂が、ネコの健康に危害を及ぼすことはない。
として、
 ●危ないという話は証明されておらず、逸話である。
と書かれています。 

また「Love to know」サイトでは、その他の心配事として
 ●砂を食べた犬の場合も、ネコ同様。
 ●固まる砂には結晶性シリカがふくまれているので、飼い主とペットの呼吸器に問題を起こす。(結晶性シリカについては下に別記あります)
 ●生分解しないので、環境には優しくない。
 ●砂の露天採掘が、環境に優しくない。

結晶性シリカ~鉱物系ネコ砂を固めるために含まれる~のマイナス点
wikiの「シリカ」によると、「シリカは石英などの結晶性シリカと、シリカゲル・未焼成の珪藻土や生物中に存在する非結晶性シリカの2つに大別される。」とあり、シリカゲルのネコ砂とは違います。

 ●結晶性シリカは生分解しないし、ガンの原因になると言われている。
 ●長い時間をかけて結晶性シリカがネコの肺に蓄積すると、珪肺症になる可能性がある。呼吸がはやくなり、肺活量が小さくなる。
 ●飼い主も珪肺症にかかりやすい。

<シリカゲルのネコ砂>
これについては、シリカとシリカゲルを混同していると見られるネコ砂サイト(たとえば、シリカは珪肺症、ガンを引き起こすが、それをシリカゲルのネコ砂にも書かれていたり)が割とあるように見受けられたので、はっきりとしたことだけにとどめています。

 ●呼吸器の炎症を起こし、腸管の炎症を起こす可能性もある。シリカゲルの粒から出るホコリが、皮膚や目の炎症を起こす可能性があるので、注意が必要。

もちろん、知識不足を大いに否めない私の勘違いかもしれず、ほんとうに珪肺症やガンを誘発するものなのかもしれないということもありえますので、あしからず・‥。
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メリークリスマス! [ネコの日々]

今日は、楽しいクリスマス!

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サンタのおじいさんたち、お仕事、頑張ってね!



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いつまでもうちのネコ [ネコの日々]

数えてみると、やがて、ゴン子があの世に行って、まる15年。
そうか、もう15年も経つのか・‥‥。

札幌から一緒に引っ越してきたゴン子の遺骨は、まだ一緒、多分これからもずっと一緒で。
毎朝、ゴン子が好きだった、センブリを飲むときに使っていたおちょこに水を入れて、「おはよ~」と言って、もう15年。
はやいなあ。


そんなに月日がたっても、はっきり思い出す最後の日々。

フト気がつくといつも、もう動くのも辛いはずの体を、私がいる方向へ向けて、こちらをじっと見ていた。

きっと
「もうどこへも行かないでよ。あたしのそばにいてよ」
と言っていたのに、飼い主は、食事の用意したり、洗濯したり、電話に出たり、うろちょろうろちょろ。

ゴン子には分かっていたのに、鈍な飼い主は気づいていなかった。
ごめんね、と言っても、もう遅い。
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くーちゃんの袋 [おはなし]

~ネコのおなかには、不思議な袋があります。そっとなでると、細かなお日様色の粉が舞い上がり、ひからびた気持ちや寂しい心にやさしく降りかかるんです。だから、人は、満たされない気持ちのとき、無性に猫をだいてなでたくなるのでしょうね。~


それは小さな、小さな袋です。

くーちゃんは、悲しい色や、怒った風に、ひからびそうになった気持ちがひらひら舞っているのをみかけた時、その袋を開けます。

袋の中の、お日さま色の粉がふりかかると、
たちまちのうちに、本当のおひさまのようにほんわりと暖かく心持ち良くなって、
たいていのものたちは、ずいぶんとほっとするのです。

いちど、「その袋はどうしたの?」と、くーちゃんにきいたことがあります。
「袋、もってないの?」と、きいろい目を不思議そうにして、くーちゃんはきき返しました。

それは、人でもネコでもネズミでも、金魚でも、草でも、花でも、虫でも、
誰もが、生まれたときに1つ、持っているものなのだそうです。

でも、あんまり速く走っているうちに落としてしまったり、
そばにあるのに忘れていたり、自分で壊したり捨ててしまったりするのを、
旅をする間にくーちゃんは、たくさん見てきました。

あんな大切なものにそんなことするなんてと、不思議に思ったそうです。

そうそう、くーちゃんは、誰のどこがどんな具合なのかも、ちゃんとわかります。
たとえば、寂しがっているほっぺにそっと鼻キスしたり、
悲しいおなかに優しく頭をすり寄せたり、泣いている迷子の心と添い寝をしたり、
そうしながら、粉は間違いなく、その場所にふりかかります。

どうしてわかるの?ともきいてみるんですが、くーちゃんは鳥さんを眺めながら「あ、あーん」と鳴くばかり。
きっと、旅していると、お日様や影の出具合で南の方向がどっちか分かるように、自然と分かってきたのでしょうね。

多分こんな風に、
くーちゃんは普通だと思っているに違いないけど、
知らないこと、忘れていること、
ほかにもいろんなことをわかっている気がするんです。

今度、ひなたぼっこの時にでも、それとなく、くーちゃんにきいてみたいなと、思います。


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「すずめさ~ん」

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続・ゴンの歯槽膿漏 [ネコと飼い主の健康]

5月(もう、6月も終わりかけてるというのに!)、ゴンの口から、よだれがたら~ん。
既に経験済みなので、今回はすぐわかりました。

歯槽膿漏で、再び、ゴンは病院へ。
そして、また抜歯する羽目に。

前の晩から絶食、当日朝から断水で、病院に預け、夕方、手術を終え無事に戻ってきました。

よたって歩くゴンは否定するだろうけど、今回は、いいことが2つ。

麻酔をかけるためにチェックしたクレアチニン、前回すこおし高かったのが、正常値内に戻ってました~!
前回は興奮して高くなったのかも、と先生。
(たしかに、前の日、グラグラの歯を抜こうとされて、ぎゃあぎゃあ言ってたもんな)
あと、あれからは腎臓食に切り替えたのもよかったのかも。
どちらにしろ、腎臓食は続けよう。

ゴンはなにせ、うちの猫どもの総取締役。
いつまでも元気でいてくれないと困りますんで、まずはよかった、よかった。

そして、もう一つ、よかったこと。
この病院は、ゴンとシロとほかの兄弟たちが、箱に入れられて捨てられてたところ。
病院の先生の奥さんが、拾ってミルクを飲ませ、ゴン兄弟たちは里親が見つかるまで育てられました。
なので、いわば実家。

今回、奥さんが病院にいらっしゃたので、声をかけてみると、少し経って「あ~!あのときの!」と思い出されました。

十何年前、600グラムばかり、今はその十倍(は、とうに越えてる!)になったゴンと、懐かしのご対面。
それどころでないゴンとは対象的に、うるうるの奥さん。
ゴンは、入院中ずっと、奥さんはじめ、病院の皆々さんに怒りちらしたそう。(すみません!)

夕方ゴンを引き取るときに、ゴンがシロとぴったりくっついて寝ている写真をお見せすると、またまたうるうる・‥。
かわいがってもらってたんだなあ。
いいところに拾われて、感謝せんとよ、あんたたち!

お土産にキャットフードの小袋をたっくさ~ん頂いてしまい、恐縮しながらも、ほんとに、実家から帰ってきたときみたいでした。

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