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イギリスのペットフードリコール(少し追加あり) [ネコと飼い主の健康]

ネットニュースを見ていて、
330匹の猫が不審死...原因はペットフードか 重症猫は犬から輸血も 英
という記事が見つかりました。

まだ特定のペットフードが原因と確定したわけではないのですが、どのペットフードか知りたくて、UK、catfood , toxic などの言葉で検索すると結構出てきます。
その中の、Consunerから抜粋しました。


状況はすでに上の記事にあるので、リコール製品のみ記してます。
(詳細が英国食品基準局にありましたので、リンクしています)
イギリスではそれらのドライフードはリコールされていますが、飼い主の健康に危険を及ぼすような証拠はないということです。

●Sainsbury’sのキャットフード
  Sainsbury’s Hypoallergenic Recipe complete dry cat food with salmon 1+years 800g
  Sainsbury’s Hypoallergenic Recipe complete dry cat food with chicken 1+years 800g

●Pets at Homeのキャットフード
Ava Kitten Chicken 300g and 2kg
Ava Adult Chicken 300g, 2kg and 4kg
Ava Adult Fish 2kg
Ava Mature Chicken 7+ 2kg and 4kg
Ava Senior Chicken 12+ 2kg
Ava Sensitive Skin & Stomach 1.5kg
Ava Weight Management 1.5kg
Ava Hairball 1.5kg
Ava Oral Care 1.5kg
Ava British Shorthair 1.5kg
Ava Persian 1.5kg
Ava Maine Coon 1.5kg

●Applaws のキャットフード
Applaws Cat Dry Chicken 400g, 2kg and 7.5kg
Applaws Cat Dry Senior Chicken 400g, 2kg and 7.5kg
Applaws Cat Dry Chicken & Salmon 400g, 2kg and 7.5kg
Applaws Kitten Dry Chicken 400g, 2kg and 7.5kg
Applaws Cat Dry Chicken & Lamb 400g, 2kg and 7.5kg
Applaws Cat Dry Chicken & Duck 400g, 2kg and 7.5kg
Applaws Cat Dry Ocean Fish 350g, 1.8kg and 6kg

詳細は、英国食品基準庁のこちらのページを御覧ください。
バッチコードや賞味期限などの情報ものってます。

Applaws は、日本でも輸入されているみたいです。
他のは、調べた限りでは出てこなかったんですが。

もし飼い猫はこれらのキャットフードを食べて調子が悪くなったら、すぐに獣医さんに連絡してください、食べても別段大丈夫そうに見えても、キャットフードは替えてくださいということです。


リコールはイギリスでは6月の時点でもうすでに行われていたんですね。

で、8月26日時点で、いまだキャットフードとの関連性はまだ見つかっておらず、引き続き調査は続けるそうです。
また、製造会社のFold Hill Foodsは製造を始める予定です。
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突然 [ネコの日々]

歳を経るに連れ、物忘れってひどくなりますよね。
「あれ、ここに何しに来たんだっけ?」とか、「あれはどこにやったんだっけ?」とか。
(物の名前を”あれ”っていうのもそうですけど)


18歳になるゴンは、その日の晩、ネジを巻くのを忘れてしまいました。

そう、ネコは毎晩、明日の活動のためにネジをまかないと行けないんです。

ネコにとっていちばん大事なこと。

それを忘れちゃった・・・。


朝起きて、トイレに行って洗面所に水を飲みに行って。

ゴンのルーチン。

いつものお気に入りの座椅子に戻ろうとしたところで、ゴンの時計は突然止まってしまいました。

それはあっという間のことで、ゴンはどうすることもできずに、そのままどうと倒れてしまいました。

ほんとにあと一歩、あと一歩で、いつもの座椅子にたどり着くところだったんです。



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ここがゴンの定位置


7月22日早朝、ゴンは、まだ飼い主が起きてくる前に、あの世に行ってしまいました。

朝起きると、いつもいる座椅子の手前に、後ろ足を広げたまま、パタンとそのまま倒れたような格好の、目だけがこちらを向いているゴンがいました。

ネコが普通にするような格好じゃないです。

急いで「ゴン!」と、少し体をゆすってみましたが応答なし、すでにもう事切れていました。

nekoじいさんを起こして、2人で戻ってきても、やっぱり動かないままです。

それから3日間、飼い主が泣いても喚いても、怒っても懇願しても、もう二度と起きてはくれませんでした。


ゴンは近年、以前より痩せてはいましたが、その前日まではいつもどおりでした。

腎臓食のパウチはくーちゃんと競い合って食べてたし、夜仕事から戻ったnekoじいさんの前にシロと一緒に並んで、ポンポンと背中やお腹を叩いてもらい、それから私の座椅子の前で「抱っこして」と待っていて。
何も変わったことはありませんでした。

本当に突然。
なんで!?という思いです。

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生まれてこの方18年間、ずっと一緒だったシロは、はじめは気づかないようでした。
「ふ~ん、ゴンちゃん寝てるのね」という感じで。

飼い主は、それならそのほうがいいかなと思いましたが。

でもしばらくすると、なにかおかしいと感じたみたいで、ゴンのそばに行って、念入りにふんふん匂いました。
そして、自分がいつも寝ているかごに戻りましたが、その後は、起きてゴンの前を通るときは、しばらくじっと、ゴンを見つめてから歩いて行くようになりました。

その後、ゴンは骨になってうちに戻りましたが、今日も、ゴンが事切れていた場所のあたりを、匂って調べてました。
「ゴンちゃんになにかあったんじゃ?こんなにいないのはおかしい」と思っている姿が、何も言わないだけ余計に悲しげです。

18年も兄妹というより恋人のように仲の良くいつも一緒だった2匹、やっぱりなにか感じているようです。

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くーちゃんもやはり、なかなか起きてこないゴンを匂ってましたが、シロほどにはわかってない感じです。
まあ、それはそれでいいかな。


前の晩まで、ほんとうにいつもの通りでした。

なのに・・・。

こんなになってしまうんだったら、ああ、ゴンに、ネジの場所を聞いておくんだったと、後悔しきりです。

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こんな気持ち良さげなお昼寝だったら良かったんですが
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真夏の夜の出来事 [おはなし]

真夜中の帰り道はもう人通りも車の往来もなく、ただ、暑かった昼間の名残りが、もわっとした空気ともやを残していた。

そんな道を淡々と車を走らせていると、どこからか声が聞こえた。
複数の人が喋っている声?

誰もいなかったような気がしたんだけど。

「今誰かいた?」
「んん?なに?」
横に座っている家人は、仕事疲れでウトウトしていたようだ。

「確かに何人かでおしゃべりしている声が聞こえたんだけどなあ・・」

もうほとんどうちに着こうかという頃、また聞こえだした。
「大丈夫?」とか「うん」とかなんとか、友達どうしで言ってるような感じ。

駐車場に車をおいて、聞こえたあたりに戻ってみる。
あたりは田植えもすっかり終わって、稲が育ち始めている田んぼだ。

声は聞こえない。

「空耳だったかなあ・・?」
もう遅いので、諦めてうちに戻り始めると、また聞こえだした。

でも人の声じゃない。
それは、あたり一面の蛙の声。

「あ、カエルさんたちだったのね。明日は雨なのかなあ?」
「ゲロゲロッ」「ゲロッゲロゲロッ」
水を張った田んぼ一面から聞こえる。

「おやすみなさ~い」

布団を敷いてもう寝ようかというころ、
窓の外ではまだ盛んにカエルたちが明日の天気の相談をしていた。

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「おいくつになられましたか?」 [ネコの日々]

そうシロが聞かれたら、
「失礼ね、レディに年を聞くなんて!まだまだよっ!」
と答えるに違いない。

その言葉通り、シロは体格もよく(これも失礼か?)病気・怪我しらず。


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「え?なにか言った?」


あまりやらないんだけど、今朝、久々にトイレダッシュしてた。

くーちゃんなら、どどどどーっ!と玄関まで走るだけだが、
シロは、トイレをすませた部屋から走って出てくると、そのままリビングのソファに飛び乗り、その勢いで横にある椅子を経由して、さらに少し離れたロッキングチェアを蹴飛ばして着地。
すべてはワンタッチの、あっけにとられるほんの数秒だった。

う~んお見事!
これなら今、よくも悪くも話題になってるオリンピックで活躍できるぞ。


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相変わらず妹猫の面倒見もいい・・

kakurekuchan.jpg 「シロ姉ちゃん、もう行ったかな?」


しかし、あの体格(ふたたび失礼!)あの力強さで、ジャンプ台にでもされたら、飼い主は結構な打撃を受ないとも限らない。
(今回は幸い被害なし)

「飼い猫にやられました・・」
なんて打撲で青タンでもできたら、どんな猫だ?!と思われそうだ。

同い年のゴンは近頃はもうすっかりじいちゃんなのに、シロの元気にはいまだ驚かされる。


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「なんとでも好きに言ってくれ」



「元気の秘訣はなんですか?」って聞いてみたいけど、
「失礼ねっ!」と一蹴されそうだ。


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でも2匹一緒に仕事から戻ってきた猫じいさんへの一日の報告は忘れない。
「僕たち今日もいい子にしてましたっ!」
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大した大物たち~!地震の日 [ネコの日々]

3・11から10年になろうとしていた福島でまた大きな地震。
(ちょっと前になりましたが、なかなか書けなくて・・)

揺れが酷くて、体感は前の地震より大きかった。
食器棚の食器は、まるで洗濯機の中にでもいるように、好き勝手にガシャンガシャン暴れまわり、挙げ句に外に飛び出てくるし、ドアが開いた冷蔵庫からは明日の予定のお肉や魚、調味料が落ちてくる。
凶器となりかねない本も好きに飛び出す。

私が設置したもの全部が気に食わないと言わんばかりに、すべてのものを放り出してくれる。
まるで、「こんなのじゃだめっ!やり直しっ!」と言われてるようだ。

で、こちらは揺れが収まると、そろそろと片付けを始める。
余震を想定して、もとの場所にはまだ戻さないが、とにかく割れ物やお酒のような液体だけはなんとかしとかないと、ネコが踏んだら大変!

あ、でも、そのネコたちは・・・?!

シロは・・「なになに?手伝おうか?」と前回同様、至って平気のヘイの字。
「危ないからあっち行ってなさい」
「そお?」
不服そうに一応あちらへ。

前回は別の部屋(当時のマンションは改築中でその部屋はベランダにあった網戸やら植木鉢やらで埋まっていた)に全速力で逃げ出して夕方まで姿を見せなかったゴンは、今回はネコごたつのなかにいた。
よしよし、そこは安全。

くーちゃんは?
あれ?くーちゃんは?!

こういうとき、くーちゃんは呼んでも返事しない。
どこかで固まってるのかな?前はそうだった。
でも、落ちてきたものにあたったり、大量にある本の下敷きになってたりしたら・・・。

探しても見当たらずにいると、旦那が、窓際で固まってるくーちゃんを発見。
これで全員揃って、一安心となった。

さて、あとは片付けるのみ。

まずは、ネコのご飯と水、トイレはいつでも使えるようにしとかないと。
ガラスを踏んでそれをなめたりしたら大変だ、
いつもの寝場所のロッキングチェアに破片は散らばってないか?
ガラスも優先順位たかい。

やはりネコの御用が先行する。
気持ちは通じても言葉は通じないからね。

しかし、シロとゴンは、飼い主の心配するそれらの用事が終わると、「じゃ、僕たち寝るから」と、さっさとロッキングチェアで仲良く寝てしまった。

くーちゃんはこういうとき仲間に入れないので夜中少し鳴いてウロウロしていたが、翌朝、お気に入りの食事にしてやると、それまでも固まった体がすっかりほぐれて、もとに戻った。

飼い主は、あれしなきゃ、こっちも片付けなきゃと、まだやることたくさんあって、気持ちも落ち着かなくて、うろうろしているのに、うちのネコどもは早くもみな、元の日常に戻ったのでした。

まあ、そのほうがいいっちゃいいんだけどね・・・。
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未だ、ネコのことはよくわからない [ネコの日々]

大抵、ゴンはいいお兄ちゃんだ。

大好きな腎臓食のパウチも、毎回、くーちゃんのそばでじっと座って、くーちゃんが食べ終わるのを待っている。

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「お兄ちゃん、ちょっとまってね。」「僕のぶん残しておいてよねえ・・。」

眠るときもシロが来ればちゃんと一緒に眠るし(シロのところにゴンが来る、というのは不可らしい)

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ゴンちゃんといっしょだとあたたか~い!

抱っこしてほしくても、大ネコではどうしても1匹制限になってしまう膝の上にシロが乗っていると諦め、逆にシロがあとから乗ってくると、「あ~あ」と言う顔をしながら膝からするすると抜けていく。

そんなふうに、誰に頼まれるでもなく、いつも妹ネコたちの面倒を見る、我慢強いネコだった。
飼い主に対しても、「抱っこしてほしいなー」という顔で膝の横でじっと待っていて、「おいで」というと「では」と乗ってくる。
抱っこ~!とすぐさま飛び乗ってくるシロとは大違いだ。

しかし、それが行けなかったのか!?

近頃のゴンは、夜、悪魔になる。
「おお~ん!おお~ん!」
ときには、とてもネコの鳴き声と思えないような抑揚の声で鳴く。
(ちょっと形容が難しい・・)

しかも、息を大きく吸ってお腹の底から出しているような大声で、一度鳴き出すと止まらなくなるらしい。
なだめようがすかそうが効果がない。

こうなると、とても寝てはいられない。
毎晩のような睡眠不足で飼い主の低血圧はすっかり改善(?)され、今や高血圧に。
なんとかやめてもらおうとあの手この手と考えつくものをやってみる。

そいういえば12年前、くーちゃんが我が家にやってきたとき、ストレスでやたら吐くようになったことを思い出した。
もしかしてゴンは、「ボクばかりがもう我慢したくない」と意思表示しているのか?と、12年前の”ゴンちゃんが一番!”運動を再開。

座ればすぐゴンちゃんを抱っこ、「ゴンはおりこうやね~」と頭をなでて、背中をポンポン。
じいちゃん顔に目を細めて「きもちい~」と小声で鳴く。
(このときは小声なのにねえ・・)
思えばゴンが一番の甘えん坊かもしれない。

しかし、これで満足か?というとそうでもないらしい。

ではと、寝る前に遊んでやる。
ほれほれ~とおもちゃを動かすが、嬉々として走り回るくーちゃんを横目に、「そんな子供だまし」という顔で通り過ぎる。
それより抱っこのほうがいいらしい。
だめだ・・。

やはり週に2~3度は、夜中にワオーンワオーン言って回らないと行けないらしい。
多少持て余し気味の近頃のゴンちゃん、すでにネコと共に暮らした時間は人生の3分の2ほどになったが、未だネコのことはよくわからない・・・。
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おうちが一番! [ネコの日々]

コビッド19による世界中の外出規制・自粛の中・・・


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お外に出る必要なんてある?ここはあったかだよ。


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あたしはちょっと出たいかも・・・でも!ここからすずめさんみて我慢!我慢!
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知らぬは飼い主ばかりなり [ネコの日々]

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「お兄ちゃんとおねえちゃんがいないときは・・」

クロが脱走した。

小さかったころ1度、遊んでいたビニール袋が取れずにパニックになって、網戸を倒して外に脱走したことはある。
そのときは一軒家で、車にひかれては大変と焦ったが、幸い、お隣の物置に隠れたので大事に至らずにすんだ。

今はマンション。
マンションはマンションで怖い。
猫といえども、こんな高いところから落ちたら、まず助からない。

掃除のときはいつも、空気の入れ替えのために窓を開けているが、いつもは、そこに網戸があるので、ネコは出られない。
しかしその日は、昨日工事の人が網戸を移動していたのに気づかなかった。

掃除機をかけていると、リビングの外に黒猫?えっ?
一瞬、ガラスに猫の姿が反映したのかと思ったが、違っていた。
な、なんで!?
慌てて外に出ると、クロは「まだお外にいる~」と楽しげに逃げた。

逃げられると焦った。
勢いついて、端までいかれたら・・・。
下に落ちたら、空中何回転したって足りない、怪我では済まない!

頼むからこっち来て~~~っ!!と心で叫びながら(実際に叫ぶと刺激になりそうで)、表面はなるべく優しく穏やかに、ねこ草を持って、そおっと「くーちゃん、ほら、草だよ~」と差し出しながら近づく。
クロは、「捕まえるつもりでしょー」「でも草は食べたいかも・・」の2つの選択肢に迷いつつも、幸い草を選んでくれて、無事逮捕と相成った。

ホッとしたのもつかの間、これには続きがあったのだ。

私は「なんで出られたんだろう?」と思いつつ、不覚にもまだ、網戸が移動していたのに気づいていなかったのだ!(アホ~!)

あっ!と気づいたときはすでに遅く、クロは再び、楽しげに走って行き、再び外へ。
今度は幸い、工事の音が聞こえてひるんだスキに捕まえることができた。

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「ミルク大好き!」 でも飲むのは下手・・

そして、さらにその夜。
脱走事件解決後、気づいて身の凍る思いをすることになった。

nekoじいさんにクロの脱走のことを話していて、「クロは一体どうやって、リビングの外まで来れたんだ?」という疑問が。

うちのベランダは、3部屋に面している。
建物の端はぐるっと高さと幅が30cmくらいの囲い、その手前には柵がめぐらされ、ベランダの途中には、(なぜか)高さ1mはある塀がある。
クロが外に出た部屋と私がクロを見たリビングの間に、その塀がある

クロが1mもある塀に飛び上がれるとは、普段の行動から見て到底思えない。

・・ということは・・・

もしかして、柵を抜けて(これは、ねこなら難なく通り抜けられる)ベランダの一番端を通ってきた?
その姿を想像して、高所恐怖症の私は、思いっきりゾクゾクした。

落ちたらどうするんだああ~!!まあああったく~~~っ!!

猫はある程度高いところも平気だろうけど、クロはそんなところを通って、平気だったんだろうか?
今うちのマンションは大規模改修中で、直ぐ脇にできている足場には工事の人が行き来していて、音もでるし、万一、びっくりして落ちたりしてたら・・・。

考えただけで恐ろしい!!
もしそんな場所にクロがいるのを見ていたら、どう対処できただろう?
対処できただろうか?

当のクロは、それからしばらくは、脱走窓のところに行っては「開けて~」とせがんでいるから、楽しかったんだろうけど。

でもねえ、そんなにお外に出たかったの?
私の顔見て逃げるなんて、なんかつらいなあ・・という飼い主の気持ちも、少しは察してほしいんだけど。

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怖いもの知らずのくーちゃん。シロねえちゃん怒ってるぞ~!
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猫のおうち [おはなし]

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「あら、あんなところに、家が建つのね」

そのあたりは、小さな川が斜めに流れていて、川のほとりは季節になるときれいな花が咲き乱れるところではありましたが、家を建てるにはちょっと不具合そうでした。

まあ、小さなおうちだったら、いいのかもしれません。
実際、土台はとても小さく、一人暮らしかな?と思うくらいの小さな家になりそうでした。

でも、小さい以外も、そのおうちはちょっと変わってました。
それからなかなか出来上がらなかったんです。

いや、正確にはおうちは少しずつ(ほんとに少しずつ!)できがったのですが、家に必要な玄関に登る階段とか、塀とか、お庭とか、車庫とか、そういうものがなかなか出来上がりません。
それに、お家を建てる大工さんだとか左官屋さんだとか、見たことがありません。

もしかして、お金があまりなくてゆっくりなのかな?とも考えられましたが、そうでもないらしい。
建物ができあがったあと、誰かが越してきたようには見えなかったんですから。

家が建ってしばらく間があってから、塀ができ始めました。

でも、あ、始まったかな?と思うと少し休憩(休憩というのでしょうか?)、ちょっとできたらまた休憩、というふうに、できあがるのに長い時間かかりました。
その間も、左官屋さんの働く姿を見たことはありませんでした。
普通なら、どれくらい出来上がったか、気になって見にくるはずのそこの住人も、まったく見たことがありません。

だから、1年経ったころも、まだ、人の気配のしないおうちでした。
何も進展がありません。

2年が経ったころでしょうか、お家を囲む塀がようやくできあがったのは。

でも、なかなか人が越してきません。

ね?へんなおうちでしょう?

「どうしたものかしらん?どうして誰も越してこないんだろう?」
傍でみていても、気になりますので、こちらもだんだん、誰も住んでいないのをいいことに、通るたび、カーテンの奥に誰ぞの気配がしないか、目を凝らして見るようになりました。
(そう、カーテンなんかは、どっしりと重たいやつが早くから吊ってあったんです!)

ある夜、1つの部屋に明かりがついているのを見つけました。
「あ、やっと誰か越してきた」

しかし、おうちはひっそりとしていました。
まるで、留守中に防犯のために照明だけつけてるように。

だいたい、引っ越ししたら、トラックも来るし、ダンボールの箱やたくさんのゴミも出るだろうし。
新しいお家の庭に飾る花の1つもありません。

ただ明かりがついているだけ。
人が住んでいる気配がしないんです。

もしかして、指名手配の犯人がひっそりと身を隠しているのかも!?
あるいは、おうちの地下に埋蔵金が埋めてあって、夜中にこっそり掘リだしているとか!?

そんなことを考え始めると、もっと気になり始めて、こちらももっと大胆になって、お家の周りをグルっと回ってみたりし始めました。

不思議に思いながらも幾日かが過ぎたある晩方、トントン、と玄関を叩く音がしたような気がしました。
(とても小さな音だったんです、まるでネコのしっぽが戸にあたっているくらいの。)

出てみました。
誰もいません。
でも、戸を閉めると、またしばらくして、トントン。

戸を開けても誰もいない。
閉めると・・・トントン・・・・・

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「あたしが出るわ」
ふんふんと音のする方向の匂いを嗅いでいたうちのシロネコが、さっさと玄関に行きました。
(シロネコはうちの中で一番勇気があるネコなんです。)

今度は誰かがいたようでした。
しばらく玄関で話し声がしたあと、シロネコは戻ってきました。
かつぶしの包みを持って。

あのおうちからのものでした。
(実は、あのおうちは、うちのすぐ近所です)

あの家は、キジネコ一家の家で、キジネコ母さんと子供のトラジマ、シロ、シロチャ、ミケが住んでいるそうです。
人間のおうちではなかったんですね。

たしかに、ネコの一家ならあの大きさのおうちで十分です。
人間だけでなく、ネコにとっても、雨露、寒さ暑さをしのげる家は便利ですしね。

それに、草むらでは虫さんやトカゲさんを捕まえることもできるし、小川でお水を飲むこともできるので、生活にも困らなそうです。

ああ、だから、人影もなく、大きな引っ越し荷物も、ゴミもでなかったのね。
やっと合点がいきました。

そうそう、キジネコからの言伝です。
「私達は夜に生活してますので、昼間は眠たいのです。人間と関わるとロクナコトがないので、どうかそっとしておいて下さい。」

私達が時々、興味津々で覗いていたの、きっと中にいて気づいていたんですね。
キジネコの子どもたちは、時々近づく影におびえていたのかもしれません。
それで渋々、うちに挨拶に来たんだけど、やっぱり人間とは関わりたくなかったということでしょうか。

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「それぞれのおうちにはそれぞれのジジョーってもんがあるからね」
うちで一番もののわかったチャトラネコが言いました。
もっともだと思いました。
キジネコには今度、「どうも大変失礼しました」と伝えてもらうことにします。
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シロも、もちろん16歳 [ネコの日々]

「食べたいときに好きなもの食べて、眠りたいときに眠りたいところで寝る、とにかくやりたいことは我慢しないことよ」

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健康の秘訣は?と尋ねられたら、シロはこう答えると思う。

ゴンと同じ日に生まれたシロは、もちろん同い年の、まもなく17歳の16歳だが、前にも書いたが、生まれてこの方病気も怪我もしたことがない。
快食、快便、快眠、すべてシロちゃんのためにあるような言葉だ。

避妊手術の前までのシロは、人間の食べ物にまで興味を持っていて、台所を離れるときはシロに取られそうなものはすべて隠すようにしていた~今のクロがそうだ~のだが、手術の後はまるでネコが変わり、人間の食べ物はもちろん薬を混ぜて食べさせようとしたウェットフードまで、包帯を巻かれて気分がわるかったのか、すっかり悪者にしてしまい、ウェットをみせると「そんなもの、まともなネコの食べる物ではありませんっ!」と顔をそむけて拒絶するようになった。

現在、ゴンのために買っている腎臓食のドライも、年齢から言うとそろそろ食べたほうが良いのだろうが見向きもせず、ひたすら同じオーラルケアのドライのみを食べている。

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シロは甘えん坊でちょっと我が強い。
それが許されると当人も感じていそうな、水色の目をしている。

siroup.jpg「おひさまはだ~い好き!」

私の膝の上にゴンが気持ちよく寝ていると、「いいな、あたしもゴンちゃんと一緒に寝ようっと」と、遠慮会釈なくどっかとゴンの顔にお尻を乗っけてくる。
もはや子猫ではない、というより特大のネコ2匹(2匹で米袋+α)が膝の上でねるのは無理というもので、結果、ずるずる~と少しずつ少しずつはみ出たゴンは、寝ぼけ顔でとぼとぼと他の寝床を探すことになる。

この2匹は同じ日に生まれてこの方ずっと恋人のように仲がいいし、相変わらず動きもシンクロする姿には思わず笑ってしまうが、どこでどう決まったのか、ゴン=兄、シロ=妹という立場もずっと変わらない。
ゴンは相変わらず面倒見のいいお兄ちゃんで、シロのわがまま(大体は場所取り)にも、しぶしぶ譲ってやることが多い。

2匹のこの立場は、クロに対しても同じで、ゴンはクロがちょっかい出してピューっと逃げても、「しようがないなあ」とあわせて追いかけっこしてやったり、あまり度が過ぎると、「もうやめて~」と悲鳴を上げるが、シロはまったく容赦しない。

ある時、クロのお尻の穴が2つになった。
よく見ると1つは膿んでいる。
「アレルギーか?」と病院に連れて行ったが、「引っかき傷ですね」と先生。

未だ現場は押さえていないが、多分、クロがちょっかい出す→シロがそれに応じて追いかける→逃げるクロのおしりが引っかかれるという図式じゃないかと想像している。

それからも数回、この事件は起こっていて、飼い主としては、せめて傷が深くないように、せいぜい、シロの爪切りを定期的にやることくらいしかできてない。

幸い、クロはなんとも思ってなくて、むしろかまってくれるのが嬉しいようで今だにちょっかい出すし、シロは応じてとことん追っかけるし、ネコの怪我は治りやすいようで、しばらくするともとに戻っているので、初回以来、病院にはいっていない。

ただ一度だけ、このいつまでもお若いシロの顎の下に、黒いほくろ状のものを見つけたときは、「もう年だし癌の1つもできてもおかしくないかも・・」と、元気にみえてもやっぱりこういう時が来たかと半ば覚悟して病院に連れて行った。
が、先生が「かさぶたかな?」とこすると、黒いほくろはあっけなく落ちてしまった。

爪切りのときに腕を持って抱っこすると、腕まで肉付きがいいのには太り過ぎか?とも思うのだけど、でも、シロは身軽で活発。
冷蔵庫の上も、飛び乗るのは朝飯前、ただ、寝ている飼い主の上に配慮なく飛び乗ると、その重さでうっとくることになる。
多分、体脂肪率は低いんじゃないかな。
「ゴンちゃんやクロちゃんはたるんでるわ、私みたいにもっと鍛えないと」といってるかも。

しかし、色が薄いだけに、寒がりは我が家で一番。
今年は、ファンヒーターの前においている座布団では十分でないらしく、こんなふうにぴったりくっつくようになって、飼い主の失笑をかっている。

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「誰がなんと言おうと、寒いものは寒いんだもん」

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ゴン、ただいま16歳 [ネコの日々]

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人間の場合も人によって、年相応だなという感じの人や、もっと老けて見える人、え~!とてもそんなに見えない!という人がいる。

ゴンとシロがうちに来て、もうすぐ17年になる。
先頃17回目の命日を迎えた2代目ゴン子があの世へ行ったのは、14歳だった。
ペットも長生きになってきたとはいえ、2匹ともいつのまにか結構なお年だ。

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「抱っこしてほしいんだけど・・」といつも何故か遠慮がちなゴン

ゴンは、若い頃からじいさんっぽかったが、この頃は、名実共にじいさんになりつつある印象を受ける。
歩き方はのっそのっそと小さなライオンのようで威厳はあるが、夕方、食事の用意が終わってリビングに来た私の膝に乗ることと、ブラッシングの時、草をもらうとき以外は、大体、ひなたぼっこして寝ている。
ほんの時たまクロの挑発に乗って、ちょっと小走りする姿を見ると、まだまだ元気ね、とうれしくなるが、ゴンを見ていると、飼い主は、感慨深くもあり、ちょっとさみしくもある。

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「草だ、草だ~!」というときはしっかり元気

ゴンはいつのころからか便秘気味になり、「したい」と思ったときが出し時なのか(同じ症状の飼い主には、その気持ちはわかるが・・)、たまに乾燥気味の大(でっかい!)が床の上に鎮座ましますようになった。

「そのうち、うち中がネコのトイレと化すかも~」と冗談半分恐怖半分で片付けていたが、ある時から、今度は小までネコ座布団や絨毯にということがあって(なぜかこちらは床でなく柔らかいところがいいらしい)、はじめはあらっていたが、微妙に臭いが残っているらしく、リピーターになりそうな気配だったので、それらは廃棄処分にすることにして、代わりにそこにはネコトイレを置いた。
(うちには3匹のネコに対して、トイレが現在7個!)

大はどうにかなるのだが、小はあちこちされるとそのたびネコ座布団が減っていくし、すぐに買い足すほどの余裕はない、それにそのうちソファや布団の上に、なんてことも・・・と考えるとそれはちょっと困る。
ある日、だっこしているゴンの頭を撫でながら話して聞かせた。

「ねえゴン、大はまあまあ良いけど、おしっこはトイレにしてくれんやろか?後が困るんよ。ねーお願い、ね。」

ゴンは、いつもどおりのじいさん顔の目をさらに細めて短調気味のテノールでにゃ~んと鳴いた。

年取るとネコは修行に出て化け猫になるという話は聞いたことがあるが、人間語もわかるようになるのか?
不思議なことにそれ以来、おしっこはちゃんとトイレにしてくれるようになった。
飼い主の気持ちが通じたとしたら嬉しいが、ある日、思い当たった。

ゴンは、前に歯槽膿漏をやったあと、2本の牙が長い間抜けそうで抜けない状態で、本来あるべき位置でなく、イノシシの牙のような感じで外に出て、かなり宙ぶらりんの状態だった。
邪魔にならないかなあ?と思いながらも、ちょっとやそっとで抜けるほどヤワなものではないようで、当人(当ネコ)も触られるのは嫌なようで、様子を見ていた。

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牙のあるゴンちゃん

gon-up2.jpg
すっきり牙なしゴン

その牙が、1ヶ月ほど前に、1本抜け、2本抜けた。
なるほど、根の太くて深い、すぐには抜けそうにない立派な牙だった。
やっと元のハンサムにもどったなゴンは、なぜか、そのころから、いつも出ていた目やにが随分と減り、若返ったのだ。

私の「何言ってるかわからんけど、そんなに怒ってないみたい」とゴン的には思ったであろう説得ではなく、たぶん、ずっと”目の上のたんこぶ”のようだった牙が抜けて気分が良くなり、無事におしっこをトイレにするようになった、そう考えるのが妥当そうだ。

ともあれ、なんとか引き続きトイレで用を足してくれればと願うばかりだ。
もっとも、「大は良いっていったよね」と、相変わらず大の方は時々、鎮座ましましている・・・。
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ネコにありがとう [ネコの日々]

「ただいま~」

トゲだらけの世界から戻ってくると、玄関で3匹のネコが出迎えてくれる。
「おかえり~!まってたよ」

ああ、なんて柔らかな空気。
鎧を被っていた体が、気持ちがすうっと軽くなる。

「僕たちは、いつもそばにいるから」

ゴンは背中で。
クロは目を細めて。
シロはいつもの場所から。

何も言わず、そっとつかず離れずそばにいて、あたたかく包んでくれる。

ありがとう。

あんたたちが待っていてくれるから、私はまた生きる力をもらえてるのかもしれない。
私はあんたたちにそれだけのことをしてあげてるかな。
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ネコの飼い主と肺がん その2 [ネコと飼い主の健康]

3つ前の記事でご紹介した、ネコの飼い主と肺がんについての論文については、まだ、それについてフォローするような記事は見つからず、手に入るのは依然、論文のアブストラクトだけです。

そのときにご紹介した論文では、
調査の対象となったのは、1万3724人の成人。うち、43%がペットを飼っている(20.4%がネコ、4.6%が鳥)。 調査期間は1988年~1994年。生存確認は2010年12月31日まででした。

それと対比するために、発表は少し前になりますが、調査時期はそれより新しい、2016年6月に米国がん学会(American Association for Cancer Research )に発表された「Pet Ownership and Cnacer Risk in the Women's Health Initiative(女性の健康イニシアチブにおけるペットの飼い主とがんのリスク)」という論文を見てみました。
(タイトルからもわかるように、こちらは女性だけが対象です。)

調査の対象となったのは、12万3560人(うち犬の飼い主20981人、ネコが19288人、鳥が1338人、ペットを飼ってない人が81953人)の閉経後の女性(大部分が非ヒスパニック系の白人で高学歴)のみ。調査期間は1993年~1998年。追跡調査が平均11年プラスマイナス5年。

対象人数も一桁多いですし、調査期間もより最近なので、前の論文より信頼性は高いのではと思います。(あくまで素人考えですが・・)

この論文では、ペットを飼っていた期間や犬の場合は散歩の長さ、がんを誘発しそうな環境、アレルギー、免疫状態、猫砂のホコリへの曝露は調査に入れていないので、かなり長期間の調査ではあるが、他の種類や大きさの違う集団でのさらなる調査が期待されると言っていますが、結論としては、ペットの飼い主とがんの関係性はなかったとしています。

この調査では、ペットの飼い主とがんの有意な関係性は見られなかった、と前置きした上で、ディスカッションで、これまで発表されている他の調査があげられていますので、ご参考までに

ペットの飼い主は家にいる時間が長く、それだけタバコを余計にすったり、BMIが高くなる可能性がある。
家の中(家具やベッド、カーペット)にあるフケのアレルゲンを肺に吸い込み、炎症を起こす可能性がある。
飼い主の家に喫煙者がいる場合、ペットの毛についたタバコを、飼い主が吸い込む可能性がある。

という論文が紹介されていました。
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クロが足を引きずる [ネコと飼い主の健康]

最近、クロがこっちにやてくるのを見て、ん?と思った。

なんか、びっこ引いてる?
ほんの微かにだけど、足を引きずって歩いているように見えた。
気のせいか?

それから、クロが歩くたび観察していたが、引きずっているようにも見えて、そうでないようにも見える。
う~ん・・・。

爪が伸びてるせいかと思って、爪切りもしたが、足の状態は依然変わらない。
でも、その時足を扱ったけど、いつも以上には(爪を切られるのはいや~!)嫌がりはしなかった。

しばらくすると、びっこがわかるようになった。
うん、やっぱりそうだ。

でも痛そうではない。
いつものようにトイレダッシュはするし、シロ姉ちゃんやゴン兄ちゃんにちょっかい出しては走って逃げるし。

クロはほんとうに病院行きが怖いらしくて、行き帰りは意気消沈、病院では震えてしまうので、滅多なことでは連れて行かないことに決めていた。
でも、やっぱりこれはいかないとだめかしらん・・と、飼い主はクロより一足先に意気消沈・・。

だが結論!
行かなくてよくなった!!

nekoじいさんがネットで調べて、加齢による変形性関節症じゃないかとサプリメントを購入してくれて、それを(何かあったらいけないと、処方の半分量にした)飲ませたその日から、すぐに症状は改善、3日後には普通に戻った!
なんかすごい効いたんですけど・・・。
痛くないなら、なにか内科的な病気だろうかと、落ち込んでいたのに。
nekoじいさんが神様に見えた。
(抱きつきたいほど嬉しかったけど、年を考えてそれはやめといた・・もっとも相手が拒むということもあるし・・。)

それにしても、あんないまだに自他ともにチビと認める、子猫のようにしっぽを立ててピピピッと震わせてくるクロが加齢・・(もっとももう11歳だけど)と、感慨深いものがあった。
いつのまにか、そんなに時間が経っていたんだね。
これからも元気でいてね。

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「ネコの御用、ありませんか?」と、流しを覗くくーちゃん。
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のんこちゃんとクロネコ [おはなし]

クロネコは旅している最中、いろんなことを見聞きしてきました。
これはその一つ。


「今日は気持ちがいいなあ」

もうそんなに寒くもなくなった春の日中、クロネコは、あるお家の庭を通りました。

初めての場所ですから、身を潜められそうな木々や植物の間を通りながら。
こんな場所は虫さんだってみつかりそうだし!
(虫さんは、旅するネコにとっては貴重なタンパクゲンなのです)

ふと草むらから見上げると、お庭の真ん中には小さな女の子がいました。
女の子は一人でした。
そしてなんだか悲しそうな風に見えました。

「どうしたのかな」とは思いましたが、「怖いな」とも思ったので、気付かれないように見ていました。
不用心に近づけば追い払われることだってあると、これまでの経験で、クロネコは知っていましたから。

実はこの子は、お母さんから叱られたばかりなのでした。
忙しくしているお母さんにあんまりまとわりついていて。
だって女の子は、お母さんに甘えたくてしようがなかったのです。
そんなときってあるでしょ?

「そんなわるいことしてないもん・・」
女の子は思ってました。
「忙しいから、つい大きな声を出してしまったわ・・」
洗濯物を干しながら、お母さんも悲しいのでした。

「のんこちゃん、いらっしゃい」
しばらくして洗濯を終えたお母さんの声が聞こえました。
「おかあちゃん!」

泣きながら駆け寄って、しっかりとお母さんにしがみついた女の子を見て、クロネコは思いました。
「おかあちゃんって、きっと、とってもいいものなんだわ、よかったね。」

クロネコも、なんだかおっきくて温かくてやさしいものを思い出したような気がしました。

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