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シロも、もちろん16歳 [ネコの日々]

「食べたいときに好きなもの食べて、眠りたいときに眠りたいところで寝る、とにかくやりたいことは我慢しないことよ」

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健康の秘訣は?と尋ねられたら、シロはこう答えると思う。

ゴンと同じ日に生まれたシロは、もちろん同い年の、まもなく17歳の16歳だが、前にも書いたが、生まれてこの方病気も怪我もしたことがない。
快食、快便、快眠、すべてシロちゃんのためにあるような言葉だ。

避妊手術の前までのシロは、人間の食べ物にまで興味を持っていて、台所を離れるときはシロに取られそうなものはすべて隠すようにしていた~今のクロがそうだ~のだが、手術の後はまるでネコが変わり、人間の食べ物はもちろん薬を混ぜて食べさせようとしたウェットフードまで、包帯を巻かれて気分がわるかったのか、すっかり悪者にしてしまい、ウェットをみせると「そんなもの、まともなネコの食べる物ではありませんっ!」と顔をそむけて拒絶するようになった。

現在、ゴンのために買っている腎臓食のドライも、年齢から言うとそろそろ食べたほうが良いのだろうが見向きもせず、ひたすら同じオーラルケアのドライのみを食べている。

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シロは甘えん坊でちょっと我が強い。
それが許されると当人も感じていそうな、水色の目をしている。

siroup.jpg「おひさまはだ~い好き!」

私の膝の上にゴンが気持ちよく寝ていると、「いいな、あたしもゴンちゃんと一緒に寝ようっと」と、遠慮会釈なくどっかとゴンの顔にお尻を乗っけてくる。
もはや子猫ではない、というより特大のネコ2匹(2匹で米袋+α)が膝の上でねるのは無理というもので、結果、ずるずる~と少しずつ少しずつはみ出たゴンは、寝ぼけ顔でとぼとぼと他の寝床を探すことになる。

この2匹は同じ日に生まれてこの方ずっと恋人のように仲がいいし、相変わらず動きもシンクロする姿には思わず笑ってしまうが、どこでどう決まったのか、ゴン=兄、シロ=妹という立場もずっと変わらない。
ゴンは相変わらず面倒見のいいお兄ちゃんで、シロのわがまま(大体は場所取り)にも、しぶしぶ譲ってやることが多い。

2匹のこの立場は、クロに対しても同じで、ゴンはクロがちょっかい出してピューっと逃げても、「しようがないなあ」とあわせて追いかけっこしてやったり、あまり度が過ぎると、「もうやめて~」と悲鳴を上げるが、シロはまったく容赦しない。

ある時、クロのお尻の穴が2つになった。
よく見ると1つは膿んでいる。
「アレルギーか?」と病院に連れて行ったが、「引っかき傷ですね」と先生。

未だ現場は押さえていないが、多分、クロがちょっかい出す→シロがそれに応じて追いかける→逃げるクロのおしりが引っかかれるという図式じゃないかと想像している。

それからも数回、この事件は起こっていて、飼い主としては、せめて傷が深くないように、せいぜい、シロの爪切りを定期的にやることくらいしかできてない。

幸い、クロはなんとも思ってなくて、むしろかまってくれるのが嬉しいようで今だにちょっかい出すし、シロは応じてとことん追っかけるし、ネコの怪我は治りやすいようで、しばらくするともとに戻っているので、初回以来、病院にはいっていない。

ただ一度だけ、このいつまでもお若いシロの顎の下に、黒いほくろ状のものを見つけたときは、「もう年だし癌の1つもできてもおかしくないかも・・」と、元気にみえてもやっぱりこういう時が来たかと半ば覚悟して病院に連れて行った。
が、先生が「かさぶたかな?」とこすると、黒いほくろはあっけなく落ちてしまった。

爪切りのときに腕を持って抱っこすると、腕まで肉付きがいいのには太り過ぎか?とも思うのだけど、でも、シロは身軽で活発。
冷蔵庫の上も、飛び乗るのは朝飯前、ただ、寝ている飼い主の上に配慮なく飛び乗ると、その重さでうっとくることになる。
多分、体脂肪率は低いんじゃないかな。
「ゴンちゃんやクロちゃんはたるんでるわ、私みたいにもっと鍛えないと」といってるかも。

しかし、色が薄いだけに、寒がりは我が家で一番。
今年は、ファンヒーターの前においている座布団では十分でないらしく、こんなふうにぴったりくっつくようになって、飼い主の失笑をかっている。

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「誰がなんと言おうと、寒いものは寒いんだもん」

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ゴン、ただいま16歳 [ネコの日々]

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人間の場合も人によって、年相応だなという感じの人や、もっと老けて見える人、え~!とてもそんなに見えない!という人がいる。

ゴンとシロがうちに来て、もうすぐ17年になる。
先頃17回目の命日を迎えた2代目ゴン子があの世へ行ったのは、14歳だった。
ペットも長生きになってきたとはいえ、2匹ともいつのまにか結構なお年だ。

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「抱っこしてほしいんだけど・・」といつも何故か遠慮がちなゴン

ゴンは、若い頃からじいさんっぽかったが、この頃は、名実共にじいさんになりつつある印象を受ける。
歩き方はのっそのっそと小さなライオンのようで威厳はあるが、夕方、食事の用意が終わってリビングに来た私の膝に乗ることと、ブラッシングの時、草をもらうとき以外は、大体、ひなたぼっこして寝ている。
ほんの時たまクロの挑発に乗って、ちょっと小走りする姿を見ると、まだまだ元気ね、とうれしくなるが、ゴンを見ていると、飼い主は、感慨深くもあり、ちょっとさみしくもある。

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「草だ、草だ~!」というときはしっかり元気

ゴンはいつのころからか便秘気味になり、「したい」と思ったときが出し時なのか(同じ症状の飼い主には、その気持ちはわかるが・・)、たまに乾燥気味の大(でっかい!)が床の上に鎮座ましますようになった。

「そのうち、うち中がネコのトイレと化すかも~」と冗談半分恐怖半分で片付けていたが、ある時から、今度は小までネコ座布団や絨毯にということがあって(なぜかこちらは床でなく柔らかいところがいいらしい)、はじめはあらっていたが、微妙に臭いが残っているらしく、リピーターになりそうな気配だったので、それらは廃棄処分にすることにして、代わりにそこにはネコトイレを置いた。
(うちには3匹のネコに対して、トイレが現在7個!)

大はどうにかなるのだが、小はあちこちされるとそのたびネコ座布団が減っていくし、すぐに買い足すほどの余裕はない、それにそのうちソファや布団の上に、なんてことも・・・と考えるとそれはちょっと困る。
ある日、だっこしているゴンの頭を撫でながら話して聞かせた。

「ねえゴン、大はまあまあ良いけど、おしっこはトイレにしてくれんやろか?後が困るんよ。ねーお願い、ね。」

ゴンは、いつもどおりのじいさん顔の目をさらに細めて短調気味のテノールでにゃ~んと鳴いた。

年取るとネコは修行に出て化け猫になるという話は聞いたことがあるが、人間語もわかるようになるのか?
不思議なことにそれ以来、おしっこはちゃんとトイレにしてくれるようになった。
飼い主の気持ちが通じたとしたら嬉しいが、ある日、思い当たった。

ゴンは、前に歯槽膿漏をやったあと、2本の牙が長い間抜けそうで抜けない状態で、本来あるべき位置でなく、イノシシの牙のような感じで外に出て、かなり宙ぶらりんの状態だった。
邪魔にならないかなあ?と思いながらも、ちょっとやそっとで抜けるほどヤワなものではないようで、当人(当ネコ)も触られるのは嫌なようで、様子を見ていた。

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牙のあるゴンちゃん

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すっきり牙なしゴン

その牙が、1ヶ月ほど前に、1本抜け、2本抜けた。
なるほど、根の太くて深い、すぐには抜けそうにない立派な牙だった。
やっと元のハンサムにもどったなゴンは、なぜか、そのころから、いつも出ていた目やにが随分と減り、若返ったのだ。

私の「何言ってるかわからんけど、そんなに怒ってないみたい」とゴン的には思ったであろう説得ではなく、たぶん、ずっと”目の上のたんこぶ”のようだった牙が抜けて気分が良くなり、無事におしっこをトイレにするようになった、そう考えるのが妥当そうだ。

ともあれ、なんとか引き続きトイレで用を足してくれればと願うばかりだ。
もっとも、「大は良いっていったよね」と、相変わらず大の方は時々、鎮座ましましている・・・。
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ネコにありがとう [ネコの日々]

「ただいま~」

トゲだらけの世界から戻ってくると、玄関で3匹のネコが出迎えてくれる。
「おかえり~!まってたよ」

ああ、なんて柔らかな空気。
鎧を被っていた体が、気持ちがすうっと軽くなる。

「僕たちは、いつもそばにいるから」

ゴンは背中で。
クロは目を細めて。
シロはいつもの場所から。

何も言わず、そっとつかず離れずそばにいて、あたたかく包んでくれる。

ありがとう。

あんたたちが待っていてくれるから、私はまた生きる力をもらえてるのかもしれない。
私はあんたたちにそれだけのことをしてあげてるかな。
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くーちゃん [ネコの日々]

映画「シェルブールの雨傘」にこんな一節がある。
「あなたをかくまうから、守るから、だから愛しいあなた、私をおいて行かないで」
カトリーヌ・ドヌーブ演じるジュヌビエーブが、恋人の徴兵に「行かないで」と歌う(歌ってるのは別人ですが・・)シーン。

クロがうちに来たばかりの頃、覚えたてのその歌を歌いながら魚料理をしていた。
野良から飼い猫となったばかりのクロは、魚を切なげに見つめて、「ああ~ん」と思わず声を漏らす。
遠慮がちに手を出してみたり、私が手を付けた蛇口をなめてみたりしながら。
一生懸命我慢しているクロを見て、その歌詞がクロの身の上と重なったものだ。

くーちゃん。
ここはもうあんたのおうち、もう外で他のネコにご飯を取られる心配はないから。
雨が降ったって雪の日だって、ここにいたいだけいていいんだから。
だからずっとそばにいてよね。

あれからもう11年。

16歳になったゴン兄ちゃんとシロ姉ちゃんは、まるで恋人のように仲が良くて、たいていは二匹一緒に(しかもしっかりシンクロして!)、飼い主はもう何年も使わせてもらってないロッキングチェアに寝ていることが多い。

けど、その言葉を覚えていてくれてるのか・・・と飼い主としては思いたいけど・・・クロは、付かず離れず、気づくと私のそばにいてくれる。
ちょっとだけ距離をおくのはクロの思いやり。

クロはあわく、優しく、温かい。

こんなことを書いている今も、テーブルを挟んで寝ていたクロが、ちょっと首を持ち上げて、こっちを見た。
「いる?」と、黄色い目が細まる。
「くーちゃん」と、うなづき返す。

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真っ黒は、どこがどこかわからなくなることがよくある・・・
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かわいいような・・憎いような・・ [ネコの日々]

猫の飼い主は、何時も、猫大好き~っ!!!!かわい~っ!!!!
と、手放しで猫っ可愛がりしているかというと、そんなことはもちろんない。(よね?)

特に夜中、ネコが悪魔に感じる時がある。

シロのアオーンが始まる。
シロのアオーンは、人がウトウトし始めると始まる。
ウト・・アオーン!はっ(←私、目覚める)・・・ウト・・アオーン!はっ・・・

これが数回、人の入眠のタイミングをうまいことみはからって、ちょうどいい(いや、良くない!)間隔をおいて続く。
あの、眠りそうになると目にポトッと水を落として眠らせない拷問を思い出す。
思わず、「申し訳ございません!私がやりましたっ!」と、白状しそう。

昨日はシロの拷問のあと、今度はゴンが控えていた。
ウト・・アオーン!はっ

たまらず、「ゴン!うるさいっ!」

ウ・・ウ・・・アオーン! 
ああ、もう眠らせてくれ~!と苦しみながらふと気づいた。

今、ウ・・ウ・・って言った?

もしかしてゴン、一応、鳴くの我慢したんだろうか?
まるで、「ボク、鳴いちゃダメだ、我慢、我慢、ウ・・ウ・・ああでも、やっぱり鳴かないわけには行かないんだよなあ・・・ウ・アオーン!ああ、でもいけない、ウ・・ウ・・アオーン!」
って感じだ。

なんかこれに気づいてから、ゴンのアオーンを聞くと、おかしいような、いじらしいような気持ちになってきた。

しかし、そんな感傷に浸りつつ、だんだんと眠さのほうが猫の声に勝ってきた頃、今度は3匹目の小悪魔の、猛烈トイレダッシュがはじまった。
人の布団の上を横切り、廊下から向こうの部屋まで、往復!往復!往復!
三匹目のクロい小悪魔は、そこで、お兄ちゃんお姉ちゃんより小さな短い声で「アオん、アオん」と鳴いて、「あたしだっていつかは大きな声でアオーンって言えるようになるんだもん」と練習している。

ああ、ネコの飼い主に、安眠の夜は永遠に来ないのか。

かくして、neko家の夜は、ネコ的には無事に明け・・

こらあっ、寝るんじゃない~~っ!!
と一人息巻く飼い主を「何言ってるの?」とよそ目に、小悪魔どもは、朝日にあたって気持ちよさそうに目を閉じるのだった。

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相変わらず何時もシンクロのゴンとシロ。

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「あたしは一人で寝るのよ」
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ネコが落ちてきた [ネコの日々]

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シロはもう御年15歳だが、同じ時に同じお母さんから生まれたゴンが、幼い頃から骨折だ、胆管肝炎だ、歯槽膿漏だと、結構病院のお世話になってるのと違って、今まで病気も怪我もしたことがない。
病院に行ったのは、避妊手術とワクチンのためで、ワクチンはどうもうちのネコどもにはあわない(目に見えて具合悪そうにしている)ようでもうやってないので、病院に行ったことは多分、この10年位はない。

その上、運動神経もいまだ抜群、うちではゴンもクロもできない「カウンターキッチンから冷蔵庫の上に飛び乗り」技も難なくこなす。
そこは、誰にも邪魔されずにお昼寝できるので、シロのお気に入りの場所でもある。

冷蔵庫の上にシロがいるときには、こちらも冷蔵庫の扉の開け閉めには気を使ってるつもりだし、そういうときにはシロも、「ちょっと注意してよね」という感じで薄目を開ける。
シロの体の大部分はいつも扉より後ろのほうにあるので、今まで大事になることはなかった。

しかし、まあその日に限っては、シロはよほどぐっすり寝込んでいたらしい、冷蔵庫の扉のあたりで・・。

私も、シロが上にいることは気づいていたけど、バタバタ食事の用意をしてて、ちょっと油断。

旦那のお弁当を詰めて、冷蔵庫にしまおうと開けた瞬間。


ネコが落ちてきた!

シロはさすがの運動神経で空中一回転・・したかどうかはあまりの一瞬でわからなかったけど、無事に着地し、わあわあわめく飼い主を尻目に、さっさと退避してしまった。
せっかく詰めたお弁当が!
シロの重さで見事に中身が吹っ飛び、お弁当箱は旦那が食べるどころか開けもしないうちに空に。
あ~あ。

ネコの飼い主の皆さん、落ちてくるネコには気をつけましよう。

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「冷蔵庫の上って、最高よ~」
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猫に言うことを聞かせる方法 [ネコの日々]

「こらあ!誰がこんな事したんね!」

まったくネコっちゅう動物は、ろくな事をしない。

「あらあ、これやってくれたの?助かったわあ!」
なんて、感激するような事、1度でもやってみせてくれないか?
逆に、これやってもらうと困るなあ、と思うことは、やっぱりしてくれる。

一計を案じ、うちでは、ネコにやってほしい事は、
「これは、絶対せんどってね!たのむからね!」と言うことにしている。

例えばネコ座布団を買ってきたら、
「これにネコが寝たらどうしようかあ?、これに寝てもらったりしたらこまるっちゃん」というふうに。

しかし、やっぱりネコはネコ。
「困る」といわれたからって、「はいそうですか」と簡単に、使ってはくれない。

結論、ネコに言うことを聞かせようなんて飼い主は考えちゃいけない。

まあせいぜい、ネコ座布団を使ってくれたときに、
「うわあ、すごいね、かわいいネコが寝てるわ~。(ナデナデ)」
と、至極大げさに褒めるくらいだろうか。

しかし、でも、それでも使ってくれるとは限らない・‥。

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「え?これ、使っちゃいけなかった?」

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ネコの、ネコによる、ネコのための [ネコの日々]

どうやらうちには、ネコの、ネコによる、ネコのための関所があるようです。
(注:うちは日本地図内です。)

夕方の、毎日のゴミ出し。
ベランダにあるゴミ箱にゴミを入れて戻ってくると・‥‥。

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「もしもし、奥さん、ここから入るには通行料が必要です。」
「必要で~す」

で、気候が良くなって外でも育つようになった猫草を数本、採集して。

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差し出します。
「こんなもんでどうでしょう?」

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「うむ、まあよろしいでしょう。」
「よろしいで~す。」

そうしないと、通れないシステムになってるようです、いつの間にか。
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メリークリスマス! [ネコの日々]

今日は、楽しいクリスマス!

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サンタのおじいさんたち、お仕事、頑張ってね!



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いつまでもうちのネコ [ネコの日々]

数えてみると、やがて、ゴン子があの世に行って、まる15年。
そうか、もう15年も経つのか・‥‥。

札幌から一緒に引っ越してきたゴン子の遺骨は、まだ一緒、多分これからもずっと一緒で。
毎朝、ゴン子が好きだった、センブリを飲むときに使っていたおちょこに水を入れて、「おはよ~」と言って、もう15年。
はやいなあ。


そんなに月日がたっても、はっきり思い出す最後の日々。

フト気がつくといつも、もう動くのも辛いはずの体を、私がいる方向へ向けて、こちらをじっと見ていた。

きっと
「もうどこへも行かないでよ。あたしのそばにいてよ」
と言っていたのに、飼い主は、食事の用意したり、洗濯したり、電話に出たり、うろちょろうろちょろ。

ゴン子には分かっていたのに、鈍な飼い主は気づいていなかった。
ごめんね、と言っても、もう遅い。
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クロのお宝 [ネコの日々]

~お食事中の方には不向きな内容ですので、ご注意を~


ネコの飼い主ならどなたでも毎日やってることの1つ。
ネコ砂の掃除。

我が家の猫トイレは3つで、一日3回くらい掃除している。
(回数からすると、飼い主のよりよほど綺麗かも?)

大の方は、どれが誰のか、目撃しない限り判断が付かないが、おしっこはゴンとシロのものか、クロのものか、すぐ分かる。

お兄ちゃんとおねえちゃんは、「出ました~っ!」って感じの重量感と存在感のある砂玉を作成なさるが、くーちゃんは、おしっこの間隔が短く、おしっこ玉もちっちゃくてもろいのだ。
体格はもうどこから見たって大人のネコなのに、クロは、いちいちやることが、いまだ自分がちびだと思ってるフシがある。
(そこがなんとも愛おしい!)

で、そのおしっこ玉が外からはわかりにくく、掃除の時、よく、あやまって壊してしまうので、どこかな~?ここかな~?と見当をつけて、壊れないように、そおっとスコップで砂を少しずつよけていって・・・。
あった~!
そして壊れないように、そおっとすくう。

だから、くーちゃんのおしっこ掃除はいつも、お宝探しなのだ。
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新年のご挨拶のつもりが・・ [ネコの日々]

あけましておめでとうございます。
今年も、ボクたちをよろしくお願いしま~す!

と、本来なら、三匹揃い踏みでみなさまにご挨拶せねばならぬところ・・

008s.jpgこらこら、く~ちゃん!

018s.jpgシロちゃんも!

016s.jpgゴンちゃんに至ってはもうぐっすり

さては、徹夜で初日の出・初詣に出かけていたか?
こういうことになってしまいました。

ゴンは、このごろえらく元気で、一日一回は、家中を走り回るのを日課としております。

シロは、相変わらず、く~ちゃんへの”しつけ”が厳しい。

く~ちゃんは、やっと、3つ並んだネコぶとんの1つ(夏布団なんだけど・・)に寝させてもらえるように。

まあ、夜中にうるさかったり、追いかけっこが度を越したり、困ったところも山ほどあるけど、今年はみんな、元気でいろよ~!
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ねこはなんでも知っている [ネコの日々]

先日の大雪以来、ちょっと疲れ気味で、昨日はインフルにかかり一気に高熱になって、身動きもできない状態でした。
それが、薬を処方してもらって、数時間で平熱に戻るという、本人もびっくりの快挙。
今の薬って、ほんとうに良く効くんですねえ。

で、飼い主が苦しんでいる間に、クロは前から傾いていたキバが1本、抜けていました。
抜けたよ、とも言わない。
痛い、とも言わない。
普通にしてます。
(もっとも、飼い主に通じないだけで、我慢してるだけかもしれません)

シロはもうすでに2本ともキバがない状態ですが、本人はケロッとしてますし、クロもそう。
ただ、口寂しいのか、シロのときも、クロも、時々ぺろぺろしています。
人間だったら、痛い、痛くなくても感染症なんか心配で歯医者さんに行くところです。

昔(お年ごろの頃)、結婚式ももう一度やれば今度はうまくできるよねと、友人と話していた事がありました。
たしかに人間、なんでも物事経験を積み重ねれば、うまく切り抜けていけることもあると思いますが、ねこが、一度の人生をしっかり4本の足でたって、自分に起こるすべてのことを自分で受け止めているのには、いつも感心します。
いやねこに限らず、多分、人間以外の動物はみんなそうですね、きっと。

なんか、熱が出た、きつい、動けないと、のたうちまわっていた自分が恥ずかしい。
こんな時ねこだったら、暗い隅っこに身を隠し、じっと耐えて、病魔の過ぎていくのを待っているのでしょう。

クロちゃんが偉く見える、すっかり風邪の去った今日です。


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一応、窓際にねこ3匹、並んでいる。  もうちょっとシロがこっちに来れば、飼い主的には大満足なんだけどなあ。
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ネコの世渡り [ネコの日々]

今の時期、窓から入ってくる日差しがぽかぽかする日は、こんなふうに、ネコ座布団でひなたぼっこすることが多くなる。

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双子の(正しくは5つ子のうちの)ゴンとシロは、見かけは全然似てないのに、やることはよくシンクロしていて思わず笑ってしまう。
姿勢とか、表情とか、しっぽをS字にくねりながら歩いて行く方向とか、意図せずおんなじなんだから。


ただ、ここには、こんなふうにもう一つ、ネコ座布団が置いてあるのだ。

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ゴン、シロ、クロ、三匹そろってひなたぼっこすると可愛いだろうな~という、飼い主の思いを込めて。

でも、ネコ的には、そう、ことは単純ではないらしく、まだ1度もクロがここの座布団で寝たことはない。
くんくんと臭いをかぐので、クロも興味はあるんだと思うが、そこまで。

クロが遠慮しているのか?
シロの無言の圧力か?
(ゴンはその辺あまり気にしない)

ネコの座布団とか椅子の上の敷物とか、何枚もあるけど、そのうちクロが使える場所は限られている。
遊ぶときも、おねえちゃんお兄ちゃんの遊ぶ合間を縫って、ネズミさんを追っかける。
やっぱり、猫の世界の年功序列制度って、かなり厳しいのかなあ。


そのクロ、この12月で、我が家の一員となって丸6年となった。
6年前の12月はもう、時おり雪も降ってて、温室にいたとはいえ、痩せこけた子猫にはお外は寒かったはず。
度々網戸をよじ登るアピールに、nekoじいさんが根負けし、朝起きたら、黒猫が前足を伸ばして、座椅子でクークー寝てたのでした。

子猫ののら生活は苦労が多かったみたい(兄弟にもご飯とられてたもんね)で、未だに、思い出したくない部分もある様子だけど、持ち前の楽天的な性格が幸いして、うちの厳しい身分制度も、うまいこと明るく切り抜けている、というか、結構お兄ちゃんおねえちゃんにちょっかい出したりして、楽しくやってるようにも見える。

だよね?くーちゃん。

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うん、このダシいけるよ~ [ネコの日々]

夕食の準備が終わり、もうすっかり日が落ちてしまった冬空にカーテンをしめたあと、アレルギー気味の旦那のために、今日3度めのモップをかけていたころ、ふと、気配を感じて、キッチンを振り返った。

そこには、食器にのせたままの私の明日の昼ごはん(=今日の夕食の一部)があるのだが。

その食器に、顔をつけたまま動かない黒いもこもこがいるではないか!

あわわわ!

「こら、何やっとる!・・とねえ・・・」
(どうも、クロに対しては、口調が厳しくなれない・・・)

「あらいけなかった?」と言いつつ、クロはその場を数十センチ離れて、ぺろぺろぺろぺろ。

今日のおかずは、先日福岡から来た知人のおみやげの、高級ダシを使った(けど肉も魚も入ってない)、治部煮風の野菜と厚揚げだった。

「ダシ、とってもよくきいてたよ」と、いつまでもぺろぺろぺろぺろ。

そうかあ、やっぱりいいダシ頂いたんだわ~!
なんて、感心してるところじゃなくって!

明日の昼のおかずが!ああ・・・
(どうも、クロには弱い・・)

あれは人間用に味付けしてるんだから、ねこが食べちゃダメなんだよ!
うちは低塩メニューだけど、それでも塩分あるからねえ。

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犯人は、コヤツ
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